基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人口 | 約6.6万人 |
| 面積 | 約667.93 km²(長野県内3位の広さ) |
| アクセス | 高速バスで新宿から約3時間30分、名古屋から約3時間。中央自動車道 伊那IC直結。JR飯田線 伊那市駅あり |
| 気候 | 内陸性気候で寒暖差が大きい。年平均気温約12℃。年間降雪日数は10日ほどと長野県内では雪が少ない。晴天率が高い |
| 特徴 | 南アルプスと中央アルプスに挟まれた伊那谷のまち。2006年に旧伊那市・高遠町・長谷村が合併。高遠城址公園の桜が有名 |
| 車の必要度 | ほぼ必須。市街地にはスーパー・コンビニ・ドラッグストア等が揃うが、JR飯田線の本数は少ない |
伊那市は東京と名古屋のほぼ中間に位置し、中央自動車道で双方にアクセスできる立地です。SMOUTの移住先人気ランキングで市区町村別全国1位(2022年度年間)を獲得し、3年連続で年間1位を維持するなど、移住先として高い人気があります。2024年度の移住者数は過去最多の358人(162世帯)で、そのうち20〜40代が8割を占めているとの報道があります。
移住支援金・補助金
UIJターン就業・創業移住支援事業補助金
三大都市圏(東京圏・愛知県・大阪府)から伊那市に移住し、長野県が選定した企業に就業した方、または創業支援金の交付決定を受けた方に、県と市の共同で支給される制度です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 単身 | 最大60万円 |
| 世帯(2人以上) | 最大100万円 |
| 子ども加算 | 18歳未満の子ども1人につき100万円 |
主な条件:
-
直近10年間で通算5年以上、対象地域に在住かつ就労
-
転入日の前日まで連続1年以上、対象地域に在住かつ就労
-
令和4年4月1日以降に伊那市に転入していること
-
転入後3か月以上1年以内に申請
-
申請後5年以上継続して居住する意思があること
-
マッチングサイト掲載企業(上伊那地域)への就業、テレワーク継続、または創業
-
調査日: 2026年3月15日
住宅支援
過疎地域定住促進補助金(高遠町・長谷地域)
高遠町区域・長谷区域(過疎地域)および田舎暮らしモデル地域(新山・長谷溝口・伊那西地区)に定住する方向けの補助金です。市街地エリアとは別枠で手厚い支援があります。
| 補助金名 | 内容 |
|---|---|
| 住宅新築・増改築補助金 | 事業費の2/10、最大150万円 |
| 住宅取得補助金 | 事業費の2/10、最大150万円 |
| 定住助成金 | 1世帯10〜15万円 + 中学生以下の子ども1人につき2万円加算(単身は5〜7万円) |
| 通勤助成金 | 通勤距離10km以上で300円/km・月、最大5,000円/月 |
- 情報源: 伊那市過疎地域定住促進補助金などについて
- 情報源: 高遠町・長谷地域への定住支援
- 調査日: 2026年3月15日
空き家バンク
伊那市では空き家バンク制度を運営しています。箕輪町・南箕輪村と連携した「伊那地域空き家バンク」もあります。空き家バンク利用促進補助金として、登録物件を取得して改修する場合に工事費用の20%(上限75万円)の補助があります。対象は15歳以上45歳以下で定住の意思がある方です。
- 情報源: 空き家バンク制度
- 情報源: 伊那地域空き家バンク
- 調査日: 2026年3月15日
移住・定住準備住宅
住まい確保や就職活動の第1歩として、市営住宅を「移住・定住準備住宅」として提供しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入居期間 | 原則12か月 |
| 家賃(1〜6か月目) | 通常家賃の半額 |
| 家賃(7〜12か月目) | 通常家賃 |
| 対象物件 | 小原北特賃住宅、ハイツ瀬戸、ハイツ小原南、中島団地 など |
移住先で住居を探す期間の住まいとして使える実用的な制度です。最初の半年は家賃半額なので、移住直後の負担が抑えられます。
- 情報源: 伊那市へ移住・定住を希望される方へ準備住宅を提供します
- 調査日: 2026年3月15日
子育て支援
子ども医療費助成(福祉医療費給付金)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 0歳〜18歳年度末(高校卒業まで) |
| 助成内容 | 保険適用される医療費の窓口負担が無料 |
| 利用方法 | 福祉医療費受給者証を医療機関の窓口で提示 |
- 情報源: 子ども医療費について
- 情報源: 福祉医療費給付金制度
- 調査日: 2026年3月15日
特色ある教育環境
伊那市は教育移住先としても注目されています。「信州やまほいく」(信州型自然保育)認定園が多く、自然を活かした保育・教育が盛んです。総合学習に力を入れている小学校があることでも知られており、全国から教育移住を目的とした家族が移り住んでいます。
- 情報源: 子育て・教育
- 調査日: 2026年3月15日
就業・起業支援
創業支援事業補助金
伊那市では、伊那商工会議所や伊那市商工会と連携した創業支援を行っています。特定創業支援等事業を修了し、市の証明書交付を受けた方は、会社設立時の登録免許税軽減や創業関連保証枠の拡大などの優遇を受けられます。
- 情報源: 創業支援事業補助金
- 情報源: 起業をお考えの皆様へ(特定創業支援等事業)
- 調査日: 2026年3月15日
テレワーク支援
伊那市では多様な働き方を推進しており、移動式テレワーク拠点「Ina Valley Mobile Office(IVMO)」を開発するなど、テレワーク環境の整備に力を入れています。
- 情報源: しごと2.0(働き方ダイバーシティ)創出事業について
- 調査日: 2026年3月15日
お試し移住・体験住宅
伊那市にはお試し移住の施設が複数あります。
田舎暮らしモデルハウス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県伊那市富県1777番地239 |
| 使用料 | 1泊4,000円(利用人数にかかわらず定額) |
| 設備 | 冷蔵庫、洗濯機、IHキッチン、薪ストーブ、ペレットストーブ |
| 駐車場 | あり(複数台駐車可能) |
家族で来ても1泊4,000円の定額なので、数日〜1週間程度滞在して伊那市の暮らしを体験するのに使いやすい制度です。
- 情報源: 「田舎暮らしモデルハウス」で伊那の暮らしを体験!
- 調査日: 2026年3月15日
おためしナガノ
長野県全体の制度として、IT企業・事業者向けに最長約6か月間の滞在支援を行う「おためしナガノ」があり、伊那市でも利用可能です。
- おためしナガノ: https://otameshinagano.com/
- 調査日: 2026年3月15日
移住者の声(外部リンク集)
-
伊那市公式「移住者の声」 — 千葉・東京・愛知・京都など全国各地から伊那市に移住した方々のインタビュー集。多様なバックグラウンドの移住者の声が掲載されています。 記事リンク
-
note: FULL KAITEN CEO「移住先ランキングで常に上位の長野県伊那市にCEO家族が移住し1年経った」 — 大阪市中心部から伊那市に家族で移住したCEOの1年後の振り返り。子育て・仕事・生活環境について。 記事リンク
-
note: たくパパ「長野県伊那市に移住して1年 デメリットをまとめてみた」 — 教育移住で伊那市に移り住んだ方が感じたデメリットを正直にまとめた記事。メリットだけでなく率直な声が参考になります。 記事リンク
-
やまこ母の長野移住ライフ — 横浜から伊那市に移住したママブロガーが、伊那谷での暮らしの魅力を継続的に発信するブログ。移住者向けの補助金情報なども詳しくまとめられています。 ブログリンク
-
伊那西ものがたり「ダメなら東京に戻ればいい。移住歴1年、伊那ライフを満喫する荒木さんご一家の場合」 — 東京から伊那市西部に移住したご家族のインタビュー。地域との関わり方や日常の暮らしぶりが分かります。 記事リンク
※ 体験は個人のものです。すべての人に当てはまるわけではありません。
この自由研究のメモ
伊那市を調べて最初に驚いたのは、移住者数の伸びです。2015年度の85人から2024年度は358人と、10年で4倍以上。SMOUTの人気ランキングで市区町村別全国1位を3年連続で取っているのは、一時的なブームではなく継続的に選ばれている証拠だと感じました。
人気の理由を探ると、「便利な田舎」というキーワードが出てきます。長野県内では雪が比較的少なく(年間降雪日数10日ほど)、市街地にはスーパーやドラッグストアが揃っている。「自然は欲しいけど不便すぎるのは困る」という層にちょうどいい塩梅のようです。
制度面で面白いのは、市全体の移住支援金に加えて、高遠町・長谷地域には過疎地域定住促進補助金が別枠であること。住宅取得に最大150万円、さらに通勤助成金まである。「市内でもどこに住むか」で受けられる支援が変わるので、エリアごとの制度を確認する価値があります。
移住・定住準備住宅(最初の半年は家賃半額、最長12か月)や田舎暮らしモデルハウス(1泊4,000円定額)など、「まず来てみて」のハードルを下げる仕組みが充実しているのも印象的でした。移住は「住んでみないと分からない」部分が大きいので、段階的に体験できる設計は実用的です。
教育移住の文脈で注目されている点も特徴的です。信州やまほいくや総合学習など、自然を活かした教育環境を求めて移住する子育て世帯が多いようです。一方で、移住者のnote記事にはデメリットも率直に書かれており、そういう情報がオープンに出ていること自体が、移住先としての成熟度を示していると感じます。
アクセス面では、新宿から高速バスで約3時間30分。新幹線が止まる長野市(東京から最短80分)と比べるとやや遠いですが、名古屋からも約3時間で、東京・名古屋の両方にアクセスできるのは伊那谷ならではの利点です。車は必須ですが、中央自動車道の伊那ICがあるので車移動には便利です。
公式の移住定住応援サイト「伊那に住む」は情報がよくまとまっていて調べやすかったです。移住コーディネーターも配置されており、検討段階から相談できる体制が整っています。
📋 調査カード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査日 | 2026年3月15日 |
| 調査ソース | 公式ページ: 12件、移住者体験記事: 5件、県ポータル: 1件、報道記事: 1件 |
| 情報の鮮度 | 令和7年度の制度情報が中心。年度替わり(4月以降)は要確認 |
| ソース偏りチェック | ✓ 公式情報を網羅的に収集 / ✓ 移住者のnote・ブログ体験談あり(デメリット含む) / ✓ 報道記事で移住者数の実績データあり / △ 冬の生活コスト・暖房費の具体的な数字が不足 |
| 調べきれなかったこと | いな住まいる補助金の現在の受付状況(最終年度の可能性)、創業支援事業補助金の具体的な金額上限と加算条件、保育料の具体的な金額、各制度の申請実績数 |