基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人口 | 約9.6万人(2020年国勢調査: 98,164人、減少傾向) |
| 面積 | 658.66 km² |
| アクセス | 高速バス(新宿〜飯田)約4時間。車で中央自動車道 飯田ICまで都心から約3.5〜4時間。JR飯田線は岡谷経由で非常に時間がかかる |
| リニア開業後 | 品川駅から約45分、名古屋駅から約25分(長野県内唯一のリニア駅設置予定。開業時期は2034年以降の見込み) |
| 気候 | 長野県内では比較的温暖で積雪は少ない。夏は35℃超の猛暑日もあり。日照時間は全国トップクラス。南北アルプスに挟まれた谷地形で台風の影響を受けにくい |
| 車の必要度 | ほぼ必須(中心市街地でも車前提の生活) |
飯田市は長野県の最南部に位置し、東に南アルプス、西に中央アルプス、市内を天竜川が南北に貫く「日本一の谷地形」が特徴です。13世紀に飯田城が築かれた城下町で、「南信州の小京都」とも呼ばれています。りんご並木の街、人形劇の街としても知られ、毎年「いいだ人形劇フェスタ」が開催されています。
街・里・山と多様な暮らし方が選べる点が飯田市の大きな特徴で、市の移住ポータルサイト「結いターン」でもこの多様性を前面に出しています。
- 情報源: 飯田市について(移住ポータル)
- 情報源: 飯田市の面積と位置
- 情報源: 飯田市の世帯数と人口
- 調査日: 2026年3月15日
移住支援金・補助金
移住支援金(飯田市UIJターン就業・創業移住支援事業補助金)
東京圏・愛知県・大阪府から飯田市に移住し、就業等の要件を満たした方に移住支援金が支給される制度があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 単身 | 最大60万円 |
| 世帯(2人以上) | 最大100万円 |
| 子ども加算 | 18歳未満の子ども1人につき加算あり(※下記注記参照) |
子ども加算の金額について: 長野県の令和7年度(2025年4月1日以降)制度では、18歳未満の世帯員1人につき100万円に引き上げられています。飯田市での適用額については、公式ページで最終確認をお願いします。
対象地域: 東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)、愛知県、大阪府からの移住者
主な条件:
- 移住直前の10年間で通算5年以上、対象地域に在住かつ就労していたこと
- 転入直前は連続1年以上の在住・通勤が必要
- 移住後3ヶ月経過後〜1年以内に申請
- 申請後5年以上継続して飯田市に居住する意思があること
対象となるケース(いずれかを満たすこと):
- 就業: 長野県のマッチングサイト掲載求人に週20時間以上の無期雇用で就職
- テレワーク: 所属先企業等からの命令ではなく、自己の意思により移住した場合で、テレワーク勤務を実施
- 起業: 長野県ソーシャル・ビジネス創業支援金の交付決定を受けた方
- 関係人口: 対象企業に就業、または就農した場合
注意事項:
-
3年未満で転出した場合は全額返還、3〜5年で半額返還
-
虚偽申請は全額返還
-
情報源: 令和7年度移住支援金(飯田市)
-
調査日: 2026年3月15日
住宅支援
空き家バンク
飯田市では空き家バンク制度を運営しており、「街・里・山の暮らし」をテーマに多様な立地の空き家情報を掲載しています。
- 情報源: 飯田市空き家バンク
- 情報源: 移住ポータル内の空き家情報案内
- 調査日: 2026年3月15日
空き家改修補助金
空き家バンクを利用して購入・賃借した物件を市内業者でリフォームする場合に助成される制度があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 対象費用の50% |
| 上限(一般地区) | 30万円 |
| 上限(特定地区) | 50万円 |
特定地区: 橋北・橋南・羽場・丸山・東野・下久堅・千代・龍江・三穂・上村・南信濃
- 情報源: 空家改修補助金
- 調査日: 2026年3月15日
空家環境整備補助金(家財搬出)
空き家バンク登録物件の家財道具の搬出・処分・清掃費用の一部が補助される制度があります。
- 情報源: 空き家バンク関連補助制度
- 調査日: 2026年3月15日
子育て世帯引越費用補助金
飯田・下伊那の区域外から空き家バンクの物件へ引越しする子育て世帯向けの補助制度があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 飯田・下伊那の区域外からの転入世帯 |
| 条件 | 中学校修了までの子がいる世帯(児童手当の支給があること)、世帯全員の住民票異動を伴う転入 |
- 情報源: 子育て世帯引越費用補助金
- 調査日: 2026年3月15日
子育て支援
子ども福祉医療費
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年齢 | 0歳〜高校生世代(満18歳の年度末まで) |
| 窓口負担 | 最大300円/回(令和6年8月診療分から500円→300円に引き下げ) |
| 所得制限 | なし |
※ 完全無料ではなく、窓口で最大300円の受給者負担金が必要です。
- 情報源: 子ども福祉医療
- 調査日: 2026年3月15日
出産・子育て応援給付金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出産応援給付金 | 妊婦1人あたり5万円 |
| 子育て応援給付金 | 出生した子ども1人あたり5万円 |
- 情報源: 出産・子育て応援給付金
- 調査日: 2026年3月15日
その他の子育て支援
-
子育て応援サイトで妊娠〜就学まで情報提供
-
結婚応援パスポート・子育て家庭優待パスポートあり
-
情報源: 飯田市子育て応援サイト
-
調査日: 2026年3月15日
就業・起業支援
チャレンジ起業相談室
飯田市と飯田商工会議所が協働で開設した無料相談窓口です。開業資金・補助金等の情報提供を行っています。
- 情報源: チャレンジ起業相談室
- 調査日: 2026年3月15日
起業家育成プログラム
- 創業講座: 独立開業・創業を考えている方向け
- 農村起業家育成スクール: 全7回、地域資源を活用したビジネスモデル構築
起業家ビジネスプランコンペ
飯田商工会議所が主催。受賞者に奨励金が支給される制度があります。
- 情報源: 起業者向け支援情報
- 調査日: 2026年3月15日
まちなか創業空き店舗活用事業補助金
商店街等の空き店舗を活用して創業する際の経費の一部が助成される制度があります。
- 調査日: 2026年3月15日
お試し移住・体験住宅
結いターンシップ(お試し移住体験)
オーダーメイド型の移住体験プログラムです。仕事体験と暮らし体験を自分の希望に合わせて組み合わせることができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 期間 | 最大5泊6日 |
| 交通費補助 | 上限5,000円 |
| 宿泊費補助 | 上限5,000円/泊(最大25,000円) |
- 情報源: 結いターンシップ
- 調査日: 2026年3月15日
お試し住宅「下栗の里」
上村にある農業体験付き住宅で、高原野菜の栽培や山の暮らしを体験できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 宿泊 | 3,000円(最大6名) |
| 日帰り | 2,000円(最大12名) |
- 情報源: お試し住宅のご案内
- 調査日: 2026年3月15日
ワーキングホリデー飯田
農繁期に援農ボランティアとして農家に滞在するプログラムです。基本3泊4日で、梨の花粉付け・りんごの摘花・野菜の定植等を体験できます。16歳以上70歳未満が対象。ワーキングホリデーをきっかけに移住・就農した方もいるそうです。
- 情報源: ワーキングホリデー飯田
- 調査日: 2026年3月15日
リニア中央新幹線と飯田市の将来
飯田市内には長野県内唯一のリニア中央新幹線駅「長野県駅(仮称)」が設置される予定です。開業すれば品川駅まで約45分、名古屋駅まで約25分となり、飯田市の立地条件が劇的に変わることが見込まれています。
飯田市では「リニアのまちづくり」として、リニア駅周辺の整備やアクセス道路の計画を推進しています。ただし、開業時期は当初の2027年から大幅に遅延しており、2034年以降の見通しとなっています。
移住を検討する際には、リニア開業前の現在の交通事情(高速バスで東京まで約4時間)と、開業後の姿の両方を見ておく必要がありそうです。
- 情報源: リニアのまちづくり(飯田市)
- 情報源: リニア推進ロードマップ
- 調査日: 2026年3月15日
移住者の声(外部リンク集)
飯田市への移住体験談を探してみました。
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飯田市移住体験談 中島様ご夫妻 / 信州に住ーむず Uターンで飯田市に戻った夫妻の体験談。農地探しの苦労なども率直に語られています。 体験談を読む
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飯田市移住体験談 本岡様 / 信州に住ーむず 移住者インタビュー形式の体験談。 体験談を読む
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「飯田市親子留学で見つけた息子の笑顔と移住の現実」 / もりもりさん / note 教育移住を検討中の方が飯田市の親子留学に参加した体験記。 note 記事
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「なぜ長野県飯田市に移住後、世界に前例ない挑戦が可能になったのか」 / 田辺大さん / note 移住後に新しい挑戦を始めた体験記。 note 記事
※ 体験は個人のものです。すべての人に当てはまるわけではありません。
この自由研究のメモ
飯田市の最大の特徴は「リニア中央新幹線の駅ができる」という点に尽きます。開業すれば品川まで45分。現在の高速バス4時間とは別次元のアクセスになります。ただし開業は2034年以降の見通しなので、「今すぐの利便性」ではなく「将来への投資」として見るべきでしょう。
移住支援体制は非常に充実している印象でした。「移住こんしぇるじゅ」という制度で実際の移住者がコンシェルジュとして相談対応しているのは、他の自治体ではあまり見かけない取り組みです。結いターンシップ(オーダーメイド型のお試し移住)やワーキングホリデー(農家に滞在して援農体験)など、移住前に飯田を体験する仕組みが複数用意されています。
空き家バンクの関連補助が3種類(改修補助・家財搬出補助・子育て世帯引越補助)に分かれているのも手厚い印象です。特定地区(中山間地域)では改修補助の上限が50万円に引き上げられており、山間部への移住を後押ししています。
公式サイトは「結いターン」というブランドで統一されていて、移住ポータルサイトの情報がよく整理されています。調べやすかったです。
一方で、子どもの医療費は完全無料ではなく、1回最大300円の自己負担がある点は、近隣の他市と比較する際に確認しておくとよさそうです(令和6年8月に500円から300円に引き下げ)。
面積が658 km2と非常に広く(東京23区の約1.1倍)、市内でも「街の暮らし」と「山の暮らし」では全く環境が異なります。下栗の里のような山間集落から中心市街地まで、同じ市内とは思えない多様性があるのが面白いところです。
📋 調査カード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査日 | 2026年3月15日 |
| 調査ソース | 公式ページ: 15件以上、移住ポータル: 3件、体験談: 4件、長野県公式: 1件 |
| 情報の鮮度 | 2025〜2026年の公開情報が中心。自治体制度は年度で変わるため4月以降は要確認 |
| ソース偏りチェック | ✓ 公式情報と個人体験の両方を収集 / △ 後悔・失敗系の体験談は少ない / ✗ 支援金の実績支給数は未確認 |
| 調べきれなかったこと | 子ども加算の飯田市での正確な適用額(30万円 or 100万円)、子育て世帯引越費用補助金の上限額、保育料の独自軽減の有無、市独自の出産祝い金の有無 |