基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人口 | 約1.8万人(2025年時点) |
| 面積 | 約202.43 km² |
| アクセス | 北陸新幹線で東京駅から飯山駅まで最速約1時間40分。高速道路IC(豊田飯山IC)から市街地まで約10分 |
| 気候 | 日本有数の豪雪地帯。特別豪雪地帯に指定されており、積雪が2メートルに達する年もある。冬は厳しいが、夏は涼しく過ごしやすい |
| 特徴 | 信州最北の市。千曲川沿いの自然豊かな田園都市。斑尾高原・戸狩温泉などスキーリゾートが複数ある。寺の街としても知られ、市内に20以上の寺院が点在 |
| 車の必要度 | ほぼ必須。市街地はコンパクトだが、日常の買い物や通勤には車が必要 |
飯山市は長野県の最北部に位置する人口約1.8万人の市です。2015年に北陸新幹線の飯山駅が開業し、東京から最速約100分でアクセスできるようになりました。豊かな自然環境と高速交通の利便性を兼ね備えた街で、近年は移住者が増加傾向にあり、累計1,177人以上が飯山市ふるさと回帰支援センターを通じて移住しています(2022年度は95人、令和6年度は121人)。
移住支援金・補助金
UIJターン就業・創業移住支援事業補助金(東京圏等からの移住者向け)
東京圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)、愛知県、大阪府から飯山市に移住する場合、移住支援金が支給される制度があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 単身 | 60万円 |
| 世帯(2人以上) | 100万円 |
| 子ども加算 | 18歳未満の子ども1人につき100万円 |
主な条件:
-
直近10年間で通算5年以上、対象地域に在住かつ就労していたこと
-
県が支援する企業等への就業、テレワークによる勤務、または創業支援金の交付決定を受けていること
-
テレワークの場合:自己の意思による移住で、移住先を生活の本拠とし、週20時間以上テレワークを実施すること
-
転入から3か月以上1年以内に申請が必要
-
調査日: 2026年3月15日
住宅支援
飯山市移住支援住宅建設促進事業(新築・中古住宅購入・改修補助金)
UIJターンにより飯山市に移住して住宅を取得・改修する方を対象に、費用の一部を補助する制度があります。
新築住宅の場合(40歳未満世帯または18歳以下の子どもがいる世帯):
| 条件 | 市内業者 | 市外業者 |
|---|---|---|
| 飯山市土地開発公社の分譲地 | 最大150万円 | 最大120万円 |
| 民有地 | 最大100万円 | 最大80万円 |
中古住宅購入の場合: 最大80万円
改修の場合: 最大20万円
主な条件:
-
転入する日までの1年以内に飯山市内に住所を有したことがないこと
-
補助金交付対象の住宅に5年を超えて居住する意思があること
-
情報源: 飯山市移住支援住宅建設促進事業
-
調査日: 2026年3月15日
空き家バンク・空き家改修補助金
飯山市は空き家バンクを運営しており、中古住宅・賃貸物件・土地の情報を公開しています。空き家バンク登録物件を賃借して改修工事を行う場合、対象経費の1/2以内で最大40万円の補助を受けられます。
- 情報源: 飯山市空き家バンク
- 空き家改修補助: 飯山市空き家活用等事業補助金
- 調査日: 2026年3月15日
移住者向け賃貸住宅
北陸新幹線飯山駅から徒歩約8分の場所に、移住者向けの市営賃貸住宅があります。3DKの間取りで月額3万円。飯山市に移住・定住する方が対象です。
- 情報源: 飯山市の住まいについて
- 調査日: 2026年3月15日
子育て支援
子どもの医療費助成
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 0歳〜18歳 |
| 助成内容 | 通院・入院の医療費が窓口無料 |
| 開始時期 | 令和5年6月診療分から窓口無料化 |
- 情報源: 子どもの福祉医療費窓口無料化
- 調査日: 2026年3月15日
保育支援
-
第3子以降の保育料無料化
-
3歳以上児の給食副食費を市独自に無償化
-
保育園の入所年齢を満1歳に引き下げ、延長保育は19:00まで対応
-
土曜・休日も平日並みの保育を実施
-
情報源: 飯山市の子育て・教育
-
調査日: 2026年3月15日
妊産婦医療費助成
母子健康手帳の交付を受けた妊婦を対象に、入院・通院・訪問看護などすべての保険診療の医療費を助成しています。
- 情報源: 飯山市 子育て支援係
- 調査日: 2026年3月15日
就業・起業支援
飯山市起業支援事業補助金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設改修・設備費 | 最大100万円(飯山駅周辺エリアは最大200万円) |
| 対象 | 新たに起業する方(第二創業を含む) |
- 情報源: 飯山市起業支援事業補助金
- 調査日: 2026年3月15日
その他の起業支援
-
固定資産税・都市計画税の10年間免除: 既存の宿泊施設を活用して新たに宿泊・小売・飲食業を始める場合
-
創業支援資金融資: 設備資金最大1,500万円、運転資金最大750万円(2年間の利子補給あり)
-
飯山地域創業スクール: 飯山商工会議所と共催で毎年9〜10月に開催。修了すると法人登記の登録免許税軽減などの特典あり
-
情報源: 飯山市 起業・創業支援情報
-
調査日: 2026年3月15日
企業誘致・移住定住支援事業
県外企業が飯山市に本社等を移転し、雇用創出や地域経済への波及効果が見込まれる場合に支援金を交付する制度もあります。
- 情報源: 飯山市企業誘致・移住定住支援事業
- 調査日: 2026年3月15日
お試し移住・体験住宅
飯山市独自のお試し住宅の詳細は公式サイトで確認できませんでした。ただし、長野県全体の「おためしナガノ」(IT企業・事業者向けの滞在支援)は飯山市でも利用可能な場合があります。移住体験については、飯山市ふるさと回帰支援センターに直接相談することをおすすめします。
- 飯山市ふるさと回帰支援センター: https://furusato-iiyama.net/
- おためしナガノ: https://otameshinagano.com/
- 調査日: 2026年3月15日
移住者の声(外部リンク集)
-
note: 録音家・西沢拓朗さん「飯山市(長野県)に移住」 — 東京から飯山市に移住した方の体験記。行政と市民の距離の近さ、北陸新幹線の利便性について語られています。 記事リンク
-
note: PARKS.「PARKS.TALK vol.1 わたしたちが飯山に移住したワケ」 — 飯山市に移住した複数の方のトークイベントレポート。移住の決め手や暮らしのリアルが語られています。 記事リンク
-
FURUSATO「移住の決め手は、大自然と人でした。飯山で楽しむ夫婦の第二章。」 — 夫婦で飯山市に移住した方のストーリー。自然環境と地域の人の温かさが決め手になったとのこと。 記事リンク
-
山と溪谷オンライン「移住して良かった!一方、子供たちの気持ちは…? 北信州飯山の暮らし」 — 家族で移住した方の体験談。子どもたちの視点も含まれた率直な記事。 記事リンク
※ 体験は個人のものです。すべての人に当てはまるわけではありません。
この自由研究のメモ
飯山市を調べていて一番印象に残ったのは、**移住支援の「本気度」**です。2003年にふるさと回帰支援センターを開設し、累計1,177人以上の移住実績があるというのは、人口1.8万人の市としてはかなりの数字です。令和6年度は121人が移住しており、30〜40代の働き世代が8割を占めるというのも、制度がきちんと機能している証拠だと感じました。
住宅支援の手厚さが目立ちます。新築で最大150万円、中古住宅購入で最大80万円の補助に加えて、移住者向け賃貸住宅が月3万円で新幹線駅から徒歩8分というのは、移住のハードルをかなり下げてくれる存在です。まずこの賃貸住宅に入って地域を知り、気に入ったら家を建てる、という段階的な移住が現実的にできる設計になっています。
起業支援も面白くて、飯山駅周辺エリアでの起業なら補助金が最大200万円に増額されるという設計は、駅周辺の活性化を意図しているのでしょう。宿泊施設の固定資産税10年間免除も、スキーリゾートを抱える飯山ならではの施策です。
一方で、雪の問題は正直に書いておくべきだと思いました。特別豪雪地帯で積雪2メートルを超えることもある。除雪の労力、暖房費、冬タイヤ、車の傷みなど、雪国ならではのコストは相当なものです。移住相談でも雪についての質問が多いようですが、体験談を読むと「雪が決め手で移住した」という方もいて、人それぞれだなと。冬の飯山を実際に見てから判断するのが大事だと思います。
公式の移住定住サイト(furusato-iiyama.net)は情報が整理されていて調べやすかったです。移住定住推進課の対応が丁寧だという声も複数見かけました。
📋 調査カード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査日 | 2026年3月15日 |
| 調査ソース | 公式ページ: 12件、移住者体験記事: 4件、県ポータル: 2件 |
| 情報の鮮度 | 令和7年度の制度情報が中心。年度替わり(4月以降)は要確認 |
| ソース偏りチェック | ✓ 公式情報を網羅的に収集 / ✓ 移住者の体験談複数あり / △ 雪の生活コストの具体的な数字が不足 / △ 移住後に離れた方の声が見つからなかった |
| 調べきれなかったこと | お試し住宅の有無の詳細、冬の暖房費・除雪費の具体的な目安、保育料の具体的な金額、移住者向け賃貸住宅の空き状況 |