戸田市の移住支援制度を調べてみた
📅 最終調査: 2026年8月2日 ※ このページは個人が調べたものです。最新情報は必ず公式ページでご確認ください。 → 戸田市に住もう!(戸田市公式)
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人口 | 143,054人 / 71,889世帯(2026年7月1日現在) |
| 面積 | 18.19km² |
| 平均年齢 | 42.3歳(29年連続で埼玉県内で最も若い、と市が公表) |
| 東京都心へのアクセス | JR埼京線 戸田公園駅から池袋・新宿・渋谷まで乗り換えなしで30分以内。大宮駅へ約15分、東京駅へ約23分 |
| 主な交通 | JR埼京線(戸田・北戸田・戸田公園の3駅)、市内循環バス「tocoバス」 |
| 気候 | 関東平野の内陸部。夏は暑く冬は乾燥するが、積雪はごく少ない |
| 車の必要度 | 駅周辺はなくても生活可能。郊外エリアはあると便利 |
| 市の特徴 | 荒川沿いの住宅都市。坂がほとんどない平坦な地形。ボートレース戸田・戸田橋花火大会 |
人口・世帯数の情報源: 最新の人口と世帯数(戸田市オープンデータ)(2026年8月2日調査) 面積・その他の情報源: 戸田市|住むなら、埼玉。(埼玉県公式移住ポータル)、戸田市ってどんな街??(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
市が挙げている暮らしのコスト
市の公式ページには、東京都板橋区との比較として次の数字が載っていました。
| 項目 | 戸田市 | 市が示している比較 |
|---|---|---|
| 家賃相場 | 月平均7.4万円 | 板橋区と比べて年24万円分の差 |
| 上下水道料金 | 月平均3,751円 | 板橋区と比べて年13,596円分の差 |
※ 市が自ら「住もう!」と呼びかける文脈で出している数字なので、条件のそろえ方までは分かりません。参考程度に。
情報源: 戸田市ってどんな街??(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
移住支援金・補助金
国の移住支援金(地方創生移住支援事業)は対象外
埼玉県は「東京圏」に含まれるため、県内で移住支援金の移住先になれるのは、国が定める条件不利地域にあたる市町村だけです。埼玉県が公表している対象は次の15市町村で、戸田市は入っていません。
秩父市、飯能市、本庄市、越生町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町、ときがわ町、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村、神川町
情報源: 移住支援金について|住むなら、埼玉。(埼玉県公式)(2026年8月2日調査)
市独自の移住支援金も見当たらなかった
市が公開している補助金等一覧(2026年4月1日現在)を上から下まで見ましたが、「移住」「転入」を条件にした支援金は載っていませんでした。市の窓口も移住専門ではなく、住まいは建築住宅課、シティプロモーションは市長公室、県ポータルの相談窓口は共創企画課、と分かれています。
情報源: 補助金等一覧(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
引っ越し・転入にかかる費用の補助を探してみた
「戸田市 引っ越し 補助金」で調べている人が多いようなので、引越費用まわりを重点的に探しました。結論から書くと、引越業者に払う費用そのものを、移住促進の名目で補助する制度は見つかりませんでした。 見つかった/見つからなかったものを整理します。
見つからなかったもの
| 探したもの | 結果 |
|---|---|
| 国の移住支援金 | 戸田市は対象外(上記) |
| 市独自の移住支援金・転入奨励金 | 市の補助金等一覧に該当なし |
| 結婚新生活支援事業(新婚世帯の家賃・引越費用を最大60万円補助する国の枠組み) | 埼玉県が公表する令和7年度の実施団体一覧に戸田市の名前はなく、市の補助金等一覧にも掲載なし。市では実施していないと見られる |
| 家賃補助(一般向け・若者向け・子育て世帯向け) | 該当する制度は見つからず |
| 引越費用の補助(移住促進系) | 該当なし |
結婚新生活支援事業について、埼玉県の一覧では実施団体が秩父市・鴻巣市・深谷市・坂戸市・毛呂山町・川島町・長瀞町・小鹿野町・美里町・神川町・寄居町(都道府県主導型市町村連携コース)と、熊谷市・川口市・春日部市・上尾市・横瀬町・松伏町(一般コース)と示されています。なお県のページには「下記以外の市町村でも事業を行っている場合があります」との注記があるため、断定はしません。
情報源: 令和7年度地域少子化対策重点推進交付金活用事業(埼玉県公式)(2026年8月2日調査)
転居費用に使える可能性があるもの(住居確保給付金)
移住促進の制度ではありませんが、戸田市には転居費用を支給する類型がある住居確保給付金があります。生活困窮者自立支援法にもとづく制度で、家賃補助型と転居費用補助型の2つが案内されています。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 家賃の補助 | 離職等で住居を失った、または失うおそれのある方に、求職活動等を条件として一定期間の家賃相当額(上限あり)を支給。支給期間は原則3か月(最長9か月)、原則として貸主の口座へ直接振込 |
| 転居費用の補助 | 世帯員の死亡・離職・休業等で収入が著しく減少し、家計改善支援のなかで「転居により家計が改善する」と認められた方に、転居に要する費用を支給。上限があり、敷金・前家賃等は対象外とされています |
| 収入要件(例) | 収入が「基準額+家賃額」より少ないこと。戸田市の基準額は単身8.4万円・2人世帯13万円・3人世帯17.2万円 |
| 資産要件(例) | 預貯金等の合計が基準額の6倍以下(100万円が上限)。戸田市では単身50.4万円・2人世帯78万円・3人世帯100万円 |
| 窓口 | 戸田市生活自立相談センター(市役所1階 生活支援課内・048-432-7321) |
案内チラシには「転居先の家賃が今より多少高くなっても、家計全体が改善すれば対象になる可能性があります(通院先に近くなって交通費が安くなるなど)」という例も書かれていました。転居費用の上限額はチラシに具体的な数字がなく、確認できませんでした(※要確認)。
情報源: 住居確保給付金について(戸田市公式) / 住居確保給付金のご案内 PDF(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
引っ越し後に効いてくる制度
引越しの当日ではなく、住み始めてからのタイミングで使える可能性があるものを、この記事の下のほうにまとめています。
- 空き家バンク登録物件を買った場合の改修・除却補助(→ 住宅支援)
- 住宅改修資金助成金(→ 住宅支援。ただし市内に1年以上居住していることが条件なので転入直後は使えません)
- ゼロカーボン推進補助金の家電買換え(→ 住宅支援。既存機器からの買換えかつ市内店舗での購入が条件)
- 若者奨学金返済サポート補助金(→ 就業・起業支援。転入者も転入後の居住期間分が対象)
住宅支援
戸田市空き家バンク
市内の空き家情報を公開し、「売りたい」所有者と「買いたい」希望者のマッチングを行う制度です。実際の交渉・売買は、公益社団法人埼玉県宅地建物取引業協会南彩支部の会員業者を通じて行う仕組みになっています。
- 開始: 2019年4月
- 登録物件数: 市のページには「現在、登録物件はありません。」と書かれていました(2026年8月2日時点で確認)
- 専用サイト: toda-akiya.jp は2026年3月31日で閉鎖され、市公式サイトに内容が移行しています
- 問い合わせ: 建築住宅課(048-441-1800)
情報源: 戸田市空き家バンク(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
戸田市空き家への住み替え補助金
空き家バンクに登録された空き家の売買契約が成立したときに使える補助金です。所有者(売る側)向けと購入者向けの両方があります。前回調査時は購入者向けだけを載せていましたが、交付要綱を読んだところ売る側のメニューもあったので追記します。
| 補助対象事業 | 対象者 | 補助率 | 基準額 | 加算額 |
|---|---|---|---|---|
| 登録促進事業(仲介手数料補助) | 空き家バンク物件の登録者(売る側) | 補助対象経費の全額 | 5万円 | なし |
| 改修事業 | 購入して5年以上自ら居住する意思がある方 | 補助対象経費の1/2 | 40万円 | 下記(1)〜(3) |
| 除却事業 | 購入して建て替え、5年以上自ら居住する意思がある方 | 補助対象経費の1/2 | 30万円 | 下記(1)〜(3) |
加算額(改修事業・除却事業)
-
(1) 子育て世帯の場合: 10万円
-
(2) 三世代同居・近居の場合: 5万円
-
(3) 市内業者・準市内業者施工の場合: 5万円
-
補助額は「補助率で計算した額」と「限度額(基準額+加算額)」のいずれか少ない方
-
購入後3年が経過する日の属する年度までに工事を行うこと
-
旧耐震の建物を改修する場合は、あわせて新耐震基準を満たす工事にすること
-
同一物件について同一申請者が受けられるのは1回まで
-
土地購入費・登記費用・増築・倉庫や車庫・外構は補助対象外
-
チラシによると、この補助金と住宅金融支援機構の【フラット35】を併用すると、当初5年間の金利が年0.25%引き下げになるとのこと(利用時は事前に市へ相談)
情報源: 戸田市空き家への住み替え補助金(戸田市公式) / 交付要綱 PDF / 制度チラシ PDF(2026年8月2日調査)
※ 上に書いたとおり空き家バンクの登録物件は現在0件なので、購入者側のメニューは「登録物件が出てきたら使える」制度という状態です。
令和8年度 戸田市住宅改修資金助成制度
市内の施工業者を使ってリフォームする場合の助成です。金額を確認したところ、前回の記述には入っていなかった上限額が判明しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成額 | 対象工事費の100分の5以内(千円未満切捨て)、上限10万円 |
| 対象工事 | 市内施工業者による、税抜20万円以上の改修工事。2027年2月28日までに完了できるもの |
| 対象者 | 市内に1年以上居住し住民登録がある方/市内の個人住宅を所有し居住している方/市税を完納/過去にこの助成を受けていない方 |
| 注意 | 交付決定前に工事着手していないこと |
| 令和8年度の状況 | 第1期分は予算上限に達して受付終了。第2期分は2026年9月1日から、予算の範囲内で申込順 |
情報源: 令和8年度戸田市住宅改修資金助成制度(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
既存住宅の耐震診断・耐震改修補助金
| 区分 | 補助額 |
|---|---|
| 耐震診断(一戸建て住宅・木造共同住宅) | 実費・上限10万円 |
| 耐震診断(木造以外の共同住宅) | 実費の1/2以内、1戸あたり2万円・1棟あたり上限100万円 |
| 耐震改修(木造・一般改修) | 実費の1/3以内、上限50万円 |
| 耐震改修(木造・簡易改修) | 実費の1/2以内、上限20万円 |
対象は2000年5月31日以前に着工された住宅(1981年6月1日〜2000年5月31日着工分は、木造の戸建・兼用住宅・共同住宅・長屋で地上2階建て以下に限定)。
情報源: 戸田市既存住宅耐震診断補助金・耐震改修補助金(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
2026年度 ゼロカーボン推進補助金
引っ越しで家電を買い替えるタイミングと重なりうるので載せておきます。
| 対象(個人) | 補助額 | 主な要件 |
|---|---|---|
| 太陽光発電 | 5万円 | 居住する住宅に設置、JET認証、1kW以上 |
| 宅配ボックス | 2万円 | 自宅に設置、盗難防止機能あり |
| エアコン・冷蔵庫 | 2万円 | 市内店舗での購入、省エネ基準100%以上、既存機器からの買換え |
- 申請期間: 2026年4月1日〜2027年3月1日
- 対象者: 申請日時点で戸田市の住民基本台帳に記録されている個人(または市内で事業を営む法人)、市税の滞納がないこと
- 予算状況: 2026年7月23日時点で申請額6,730,000円・残額12,870,000円と公表されています
※ 新規購入(買換えでない)は対象外なので、引っ越しで新しく買い足す家電には使えません。
情報源: 2026年度(令和8年度)戸田市ゼロカーボン推進補助金制度について(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
子育て支援
学校給食費の無償化(2026年4月から小中学校とも)
前回の調査では載せていませんでしたが、市立小中学校の給食費が無償化されていました。
| 区分 | 開始時期 |
|---|---|
| 市立中学校 | 2025年(令和7年)4月から |
| 市立小学校 | 2026年(令和8年)4月から |
- 対象は市立小・中学校に在籍する全児童・生徒
- 手続きは不要。給食費の口座引き落としが廃止されます
- 無償化にともない、これまでの第3子減免制度は終了
- 食物アレルギーや不登校等で給食を受けない児童・生徒、特別支援学校中学部の生徒には、別途「学校給食等費用助成金」で給食費相当額が助成されます
情報源: 戸田市立小学校及び中学校における学校給食費の無償化について(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
こども医療費助成制度
- 対象年齢: 0歳から18歳(満18歳に達する日以後の最初の3月31日まで)
- 所得制限: 公式ページに所得制限の記載なし
- 助成内容: 保険診療の自己負担分、入院時食事療養標準負担額、公費医療の一部負担金、健康保険で認められた補装具の医療費
- 対象外: 保険外の費用(健康診断・予防接種・入院室料など)、学校災害共済の適用分
- 埼玉県内: 対応医療機関では受給資格証を提示すると窓口負担なし(現物給付)
- 埼玉県外: 窓口で支払い後、申請により償還払い
※ 高校生年代(15歳超〜18歳)の通院が対象になったのは2024年(令和6年)7月診療分からです。
情報源: こども医療費 助成を受けることができる方(戸田市公式) / こども医療費 助成内容(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
妊婦のための支援給付(妊婦支援給付金)
2025年(令和7年)4月に、従来の「出産・子育て応援給付金」から切り替わった制度です。
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| 1回目(妊娠時) | 妊娠1回につき 電子ギフト5万円分 または 現金5万円 |
| 2回目(出産後) | 胎児1人につき 電子ギフト5万円分 または 現金5万円 |
- 申請時に戸田市に住民登録があること、医療機関で妊娠の診断(胎児心拍の確認)を受けていること、他自治体で同じ給付を受けていないことが要件
- 申請は「戸田市スマート申請」によるオンライン申請
- 2026年(令和8年)4月から電子ギフトでの給付が始まっています。現金給付の場合は審査後2〜3か月程度で振込
情報源: 妊婦のための支援給付(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
児童手当
国の制度に基づき支給。令和6年10月からの制度改正で、所得制限の撤廃・支給期間の延長が行われています。
情報源: 子育て支援課(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
保育・預かりサービス
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 認可保育施設 | 市内複数の保育園・認定こども園 |
| 一時保育 | 保育園での一時的な保育 |
| 病児・病後児保育 | 病気・病後の子どもの預かり |
| 休日保育 | 休日の保育サービス |
| 学童保育室 | 放課後の児童預かり |
| 放課後子ども教室 | 学習・遊びの場の提供 |
その他の子育て支援
- 産前産後支援ヘルプサービス: 育児サポートヘルパーの派遣
- 戸田公園駅前子育て広場: 子育て親子の交流・遊びの場
- 児童センター: プリムローズ・こどもの国の2施設
- ファミリー・サポート・センター: 育児の相互援助活動
- パパ・ママ応援ショップ優待カード: 協賛店での割引特典
- 早期不妊検査・不育症検査費の助成: 上限3万円
- 不妊治療(先進医療)費の助成: 上限15万円
情報源: 育児サポート(戸田市公式) / 戸田市|住むなら、埼玉。(埼玉県公式移住ポータル)(2026年8月2日調査)
出会いづくり支援補助金(35歳未満の独身者向け)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助額 | 登録料の全額 11,000円(1人1回限り) |
| 対象サービス | 埼玉県の「恋たま」または東京都の「Tokyo縁結び」のいずれか一方 |
| 対象者 | 2026年4月1日時点で35歳未満の市内在住の独身者/登録完了が2025年4月1日以降/市税の滞納がないこと |
| 受付期間 | 2026年4月20日〜2027年3月29日 |
| 定員 | 先着50名(定員到達で終了) |
情報源: 戸田市出会いづくり支援補助金(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
就業・起業支援
前回は「市独自の就業・起業補助金は確認できませんでした」と書いていましたが、改めて市の補助金等一覧を追ったところ、いくつも見つかりました。前回の記述は調べ方が浅かったです。
戸田市若者奨学金返済サポート補助金
奨学金を返しながら市内で働く若い世代への補助で、転入者も転入後の居住期間分が対象になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助額 | 月額最大10,000円 × 6か月分 = 最大60,000円を一括交付 |
| 補助対象期間 | 2026年4月1日〜9月30日の6か月間 |
| 支給上限期間 | 1人あたり最長60か月 |
| 年齢要件 | 2026年4月1日時点で40歳未満 |
| 居住要件 | 2026年10月1日時点で戸田市の住民基本台帳に記録されていること。転入者は転入後の居住期間が対象で、居住期間が1か月未満の月は対象外 |
| 就業要件 | 市内中小企業等に勤務する正社員(事業主・役員・3親等以内の家族従業員は除く) |
| その他 | 市税の滞納がない/奨学金の返済を滞納していない/生活保護を受給していないこと |
| 申請期間 | 2026年10月1日〜11月27日を予定 |
情報源: 戸田市若者奨学金返済サポート補助金(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
戸田市求職者公的資格等取得支援事業補助金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率・上限 | 補助対象経費の1/2(上限5万円・千円未満切捨て)。65歳以上または身体障害者手帳等を持つ方は3/4 |
| 対象者 | 正規雇用でない方/ハローワークを通じて求職活動をしている方/就労のために対象資格を取得予定/市内に住み続ける意思がある/市税等の未納がない |
| 対象資格 | フォークリフト運転者、クレーン運転士、自動車整備士、建築士、電気工事士、宅地建物取引士、調理師、ITパスポート、日商簿記検定、社会福祉士、介護福祉士など40以上 |
| 回数 | 同一年度に1回まで |
情報源: 戸田市求職者公的資格等取得支援事業(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
戸田市公的資格等取得支援事業補助金(事業者向け)
市内の中小事業者が、事業主または従業員の資格取得費を負担した場合の補助。1人につき上限5万円、同一年度で1事業者につき最大3人まで、1人1回限り。2026年4月1日から予算の範囲内で申込順。
情報源: 戸田市公的資格等取得支援事業補助金(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
創業支援(特定創業支援等事業)
戸田市は産業競争力強化法にもとづく「創業支援等事業計画」の国の認定を受けていて、市・戸田市商工会・埼玉県産業振興公社(創業支援センター埼玉)が支援を担当しています。
- 1か月以上の期間で4回以上の支援を受け、「経営」「財務」「人材育成」「販路開拓」の4分野の知識を身につけた方に、市が証明書を交付
- 証明書があると、市内で会社を設立する際の登録免許税が軽減(株式会社・合同会社とも0.7%→0.35%)
- 創業関連保証の特例(創業6か月前から無担保・保証人なしの融資保証が利用可能)
- 日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」の特別利率が適用
この証明書を受けた新規創業者・事業承継者を対象に、戸田市商工会が創業支援事業補助金(補助率1/2・上限20万円・1事業者1回限り)を案内しています。令和8年度は第1回が2026年5月1日〜7月31日、第2回が2026年9月1日〜10月30日の募集となっていました。
情報源: 特定創業支援等事業による証明書の発行について(戸田市公式) / 戸田市「創業支援等事業計画」の概要(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
戸田市ふるさとハローワーク・就職支援相談
市役所1階にハローワーク川口のサテライト施設「戸田市ふるさとハローワーク」があり、職業相談・職業紹介を受けられます。そこで市の「就職支援相談」(キャリアカウンセリング・適性診断・応募書類の書き方・面接アドバイス)も実施されています。
- 実施日: 火曜日(9:30〜/10:30〜/11:30〜)・木曜日(13:00〜/14:00〜/15:00〜)
- 1回45分・各日3名・事前予約制(当日空きがあれば予約なしでも可)
情報源: 戸田市ふるさとハローワークのご案内(戸田市公式) / 戸田市就職支援相談(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
お試し移住・体験住宅
戸田市にお試し移住・体験住宅の制度は見当たりませんでした。市の補助金等一覧と、埼玉県の移住ポータルの戸田市ページのどちらにも該当するものはありませんでした。東京に隣接していて、電車で通勤しながら暮らしを試せる立地であることも関係していそうです。
暮らしの前提として調べたこと(水害リスク)
制度の話ではありませんが、戸田市を調べていて必ず出てくるので書いておきます。
市は荒川と接していて、市の公式ページには次のように書かれています。
- 荒川が氾濫した場合、市内全域が浸水し、多くの地域で3メートル以上浸水する想定
- 流れが速い地域では木造家屋が倒壊するおそれ
- 浸水から水がひくまで最大7日間の想定
- 市内全域が浸水想定区域のため、市外の浸水しない場所へ避難する「広域避難」が基本方針
市は3D洪水ハザードマップで自宅の浸水深を調べる方法も案内しています。物件を選ぶ段階で見ておくべき情報だと思いました。
情報源: 荒川氾濫に備えた広域避難(戸田市公式) / 自宅の浸水深の調べ方(戸田市公式)(2026年8月2日調査)
移住者の声(外部リンク集)
前回は「見当たりませんでした」と書いていたのですが、市の公式サイトの奥のほうに、子育て家庭5組へのインタビューがそのまま残っていました(2019年掲載)。以下に紹介します。
- 私たち戸田市に住んでます♪(澤井様) — 戸田市公式 / ご両親とも奈良県出身・3人暮らし・笹目地区。就職で上京し、里帰り出産から戻るタイミングで戸田へ転入。「子育て支援センターですぐにママ友ができた」「イベントが多い」
- 私たち戸田市に住んでます♪(請川様) — 戸田市公式 / 都内から転入して9年目。埼京線沿線で住まいを探していて戸田を見つけたそう。都内の子育て環境・治安への不安が転居のきっかけ。第一印象は「結構田舎だな(笑)」
- 私たち戸田市に住んでます♪(野坂様) — 戸田市公式 / 子ども3人。近隣市も検討したが、通ううちに雰囲気が気に入って戸田に。「歩道が広くて子どもが安心して歩ける」「都心に近いまちはごみごみしがちだが、家同士の距離が程よい」
- 私たち戸田市に住んでます♪(山本様) — 戸田市公式 / 子ども7か月(当時)。車を使わない暮らし。ワンステップで乗り降りできるtocoバスをよく利用。「もう少し月齢の低い子でも参加できるイベントが増えると嬉しい」という要望も
- 私たち戸田市に住んでます♪(松島様) — 戸田市公式 / 以前は都内や県内の他市。「子育て世代が多いだけあって、子どもが学童に入りにくい印象がある」「一時預かりをしてくれる場所が増えるといい」と課題も語っています
- 戸田市に引っ越しました【埼玉No.1の住みやすさ】 — Gattiさん / 2017年に越谷市から戸田市へ単身で転居(長崎市→足立区→越谷市→戸田市)。新宿まで乗り換えなしを利点に挙げる一方、駅から徒歩10分の体感の遠さ、月10万円の家賃、越谷より早い終電を率直に書いています
- 4年住んで感じた戸田公園駅の住みやすさ!いいところと悪いところ — ヒトグラ管理人さん / 戸田公園駅周辺に4年居住(2022年の記事)。駅ナカの利便性・温泉施設・荒川の土手の眺め・戸田橋花火大会を良い点に、埼京線の混雑・都内からの終電の早さ・「駅名に反して大きな公園がない」ことを悪い点として挙げています
※ 体験は個人のもので、すべての人に当てはまるわけではありません。また公式インタビューは2019年、ブログは2017年・2022年のもので、現在の状況とは異なる可能性があります。
この自由研究のメモ
前回(2026年3月)の調査を自分で読み直して、いちばん反省したのは「就業・起業支援は確認できませんでした」と書いていたところでした。今回、市の補助金等一覧(財政課が作っている、2026年4月1日現在のもの)を上から下まで読んだら、若者奨学金返済サポート補助金も、求職者向けの資格取得補助も、創業支援も普通に載っていました。制度がなかったのではなく、自分が「移住」というキーワードで探していたから見つからなかっただけです。移住ページを持たない自治体を調べるときは、まず財政課の補助金一覧を全部読む。これは他の市でも使える教訓だと思いました。
「引っ越し補助金」を探して戸田市にたどり着いた人には、たぶん残念な結果になります。 引越業者に払う費用を補助する制度は、移住促進の枠組みでは見つかりませんでした。国の移住支援金の対象外で、市独自の移住支援金もなく、新婚世帯の引越費用を補助する結婚新生活支援事業も、埼玉県の実施団体一覧に戸田市の名前はありませんでした。唯一「転居費用」という言葉が出てくるのが住居確保給付金で、これは離職や収入減で困窮した方向けの生活支援制度です。名前が近いだけで性格はまったく違うので、混同しないほうがよさそうです。
逆に言うと、戸田市は「支援金で人を呼ぶ必要がない側」の自治体でした。 人口は14万人を超えていて、平均年齢42.3歳が29年連続で県内1位の若さだと市が公表しています。市の補助金一覧を見ても、住まい関係は耐震・省エネ・空き家といった「今住んでいる人の家をどうするか」に寄っていて、「来てもらうため」の予算は見当たりませんでした。この構造は東京都の多摩地域や神奈川県の各市を調べたときと似ています。
空き家バンクは、制度はあるのに登録物件が0件でした。 ページには「現在、登録物件はありません。」の一行。改修40万円+加算20万円、除却30万円+加算20万円という補助メニューはきちんと用意されていて、交付要綱もチラシもPDFで公開されているのに、肝心の物件がない。東京に隣接した人口増加中の街では、空き家が出ても市場で普通に売れてしまうのだろうと想像しました。フラット35の金利0.25%引下げと併用できると書いてあるチラシまで作られているだけに、なんだか惜しいです。
金額はPDFの中にしかありませんでした。 空き家住み替え補助金のHTMLページは「仲介手数料や改修工事費を補助します」としか書いておらず、更新日も2023年6月のまま。実際の金額は交付要綱(21ページ)の巻末にある別表と、チラシPDFにしか載っていません。前回の記事では購入者向けの2メニューしか書いていませんでしたが、要綱を読んで初めて、売る側にも仲介手数料5万円の補助があると分かりました。HTMLだけ読んで書き終えると取りこぼすという、よくあるパターンでした。
住宅改修資金助成は「市内に1年以上居住」が条件でした。 引っ越してすぐリフォームしたい人には使えません。しかも上限10万円(工事費の5%)。令和8年度の第1期はもう予算上限で終わっていて、第2期は9月1日から。金額の割に競争が起きるくらいには需要があるということなのだと思います。
給食費の無償化には気づいていませんでした。 中学校が2025年4月、小学校が2026年4月から。前回の調査(2026年3月18日)は、小学校の無償化が始まる2週間前でした。子育て情報サイト「DACCO」の中にあるページで、市のトップからは少し潜らないと出てきません。制度が動く時期の前後は、同じ市でも書ける内容が変わるのだと実感しました。
水害の話は、制度の調査をしていると出てこないので意識的に探しました。 市の公式ページに「市内全域が浸水」「多くの地域で3メートル以上」「水がひくまで最大7日間」と書いてあります。淡々とした書きぶりですが、内容はかなり重いです。市自身が3D洪水ハザードマップの使い方まで案内しているので、隠している感じはまったくありません。制度の手厚さだけを並べても暮らしの判断材料にはならないな、と思って1セクション設けました。
公式インタビューが5組ぶん残っていたのは掘り出し物でした。 「戸田市に住もう!」というページの下にぶら下がっていて、パンくずリストは「くらしの情報 > 市民活動・市政参加 > 自治会・町内会」。移住や定住のカテゴリではないので、普通に探すとまず見つかりません。2019年の記事なので情報は古いのですが、「学童に入りにくい」といった不都合な声もそのまま載せているのが良かったです。ちなみに親ページの「戸田市に住もう!」自体は2017年3月更新のまま止まっていました。
📋 調査カード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 🔍 調査ソース数 | 27件(戸田市公式21件〔補助金等一覧・空き家バンク・空き家住み替え補助金の要綱PDFとチラシPDF・住宅改修資金助成・耐震補助・ゼロカーボン補助・住居確保給付金と案内PDF・こども医療費2件・給食費無償化・妊婦支援給付金・出会いづくり支援・若者奨学金返済サポート・求職者資格取得支援・事業者資格取得支援・特定創業支援2件・ふるさとハローワーク・就職支援相談・広域避難・人口統計・どんな街〕、埼玉県公式3件〔住むなら埼玉の移住支援金と戸田市ページ・結婚新生活支援事業の実施団体一覧〕、市公式インタビュー5件は上記に含む、外部ブログ2件、戸田市商工会1件) |
| 📅 情報の鮮度 | 2026年8月2日時点。全制度を公式ページで確認し直し |
| ✅ ソースの偏りチェック | ✓ 一次情報は市・県の公式サイトと交付要綱PDFのみ / ✓ 体験談7件(市公式インタビュー5件+個人ブログ2件)/ ✓ 良い点だけでなく「学童に入りにくい」「終電が早い」「埼京線の混雑」といった課題側の声も収録 |
| ⚠️ 調べきれなかったこと | 住居確保給付金の転居費用補助の上限額(チラシに具体的な金額の記載なし)。空き家バンクの累計成約件数。待機児童数の最新値。学童保育室の待機状況。市の補助金一覧に載らない小規模な支援(町会単位のものなど) |
| 🔄 次回確認推奨 | 2027年2月(住宅改修資金助成の第2期受付状況、若者奨学金返済サポート補助金の次年度分、ゼロカーボン補助の予算残額) |