📅 最終調査: 2026年8月2日(移住応援給付金・就業支援は2026年8月1日の調査時点。今回は移住支援金の子ども加算・お試し移住の状況・こねぎトレーニングファームを再調査) ※ このページは個人が調べたものです。最新情報は必ず公式ページでご確認ください。 → 国東市 移住定住支援
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人口 | 約2.6万人(2024年時点) |
| 面積 | 318.08 km² |
| 大分空港からのアクセス | 車で約10分(国東半島に空港がある) |
| 車の必要度 | 必須 |
| 気候の特徴 | 温暖。国東半島の自然が豊か |
国東市は国東半島の先端に位置し、六郷満山の仏教文化が色濃い歴史の街。大分空港が市内にあるため東京へのアクセスが良好。こねぎの一大産地で、移住者向けの農業研修が充実。
移住支援金・補助金
移住支援金(全国型)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 世帯 | 100万円 |
| 単身 | 60万円 |
| 子ども加算 | 50万円加算 ※要確認(下記参照) |
| 年齢・子育て要件 | 申請年度の4月1日時点で申請者が39歳以下、または18歳未満の世帯員を帯同する子育て世帯(東京圏からの移住にも適用) |
※ 子ども加算については、市の移住支援金ページ(2026年4月1日更新)が交付金額を「複数世帯100万円/単身60万円」とだけ記載していて、加算に触れていません。市サイト内の移住定住カテゴリを一通り辿っても加算を書いた別ページはなく、Wayback Machine で2024年度版・2025年度版まで遡っても、市のページが加算を書いたことは一度もありませんでした。市の例規集(内容現在 令和8年4月1日)にも移住支援金の要綱は収載されていません(ただしこの例規集は全706件のうち要綱が18件しか入っておらず、要綱をほとんど載せない運用なので、不掲載は制度の不存在を意味しません)。
※ 加算を記載しているのは県の2媒体だけで、しかも単位が割れています。県の市町村要件一覧(令和8年4月時点)は「50万円/世帯」、県の移住ポータルは「18歳以下の子供1人あたり50万円」です。調べた限りでは、県の一覧表のほうが新しく、書き方も細かいようでした。一覧表は令和8年4月時点の版で2026年5月に作成されており、同じ表の中で「50万円/人(上限2人)」(臼杵市)「100万円/世帯」(杵築市)のように/人と/世帯を打ち分けています。一方の移住ポータルの一文は令和7年度中に追記されたもので、同じページの移住応援給付金の説明に令和8年4月新設の職種加算が入っておらず、県の定義が「18歳未満」なのに「18歳以下」と書かれているなど、令和8年度への更新が追いついていません。ただし県の一覧表は佐伯市の行が市の交付要綱とまったく違う金額のままになっているなど誤記の実績があり、今回は突き合わせる市側の資料が存在しません。申請前に必ず市窓口でご確認ください。
※ 大分県の標準では「39歳以下または子育て世帯」の限定は東京圏以外からの移住だけにかかりますが、国東市はこれを共通要件に置いているため、東京圏からの移住にも適用されます。
移住応援給付金
移住支援金の対象にならない転入者向けの給付金です。基本額は県外転入世帯20万円、県内転入世帯10万円(県内転入は加算に該当する世帯のみが対象)。加算は下表のとおり県外/県内で額が分かれます。
| 加算 | 県外 | 県内 | 要件 |
|---|---|---|---|
| Uターン加算 | 10万円/世帯 | 10万円/世帯 | 出生から18歳までの間に国東市に5年以上居住していた世帯員がいる |
| 若年者加算 | 10万円/世帯 | 5万円/世帯 | 18歳から39歳の世帯員がいる |
| 子育て加算 | 10万円/人 | 5万円/人 | 18歳未満の世帯員がいる |
| 職種加算 | 10万円/世帯 | 5万円/世帯 | 指定9業種(建設・運輸・宿泊・農林水産・製造・情報通信・保育・医療・介護。県内転入は保育・医療・介護を除く6業種)への就職 |
※ 若年者加算と子育て加算は併用できません。Uターン・若年者・子育て加算は令和7年度から、職種加算は令和8年度から追加されました。共通要件に「新卒でない方」があります。
- 情報源: 国東市 移住支援金、国東市 移住応援給付金、移住支援金(大分県)
- 調査日: 2026年8月1日
あったか家族マイホーム奨励金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本額 | 最大150万円 |
| 子ども加算 | 1人につき10万円 |
- 情報源: 国東市 移住定住支援
- 調査日: 2026年4月2日
住宅支援
空き家バンク
国東市は空き家バンクを運営。マイホーム奨励金(最大150万+子ども加算)が大分県内最高水準。
- 情報源: 国東市 移住定住支援
- 調査日: 2026年4月2日
就業・起業支援
国東市医療従事者就業移住支援金事業
医師・薬剤師・看護師・准看護師の資格があり、市外の医療機関で2年以上の実務経験がある方が、令和7年4月以降に市外から国東市へ移住して市内の医療機関に就業した場合の支援金です。
| 対象 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 5年目 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 市内の医療機関に就業 | 40万円 | 20万円 | 20万円 | 40万円 | 120万円 |
| 国見地域勤務地加算 | 30万円 | 15万円 | 15万円 | 30万円 | 90万円 |
5年以上継続して市内に居住し市内の医療機関に就業すること、週20時間以上の直接雇用であることが要件。移住応援給付金等との併給が可能です(市のページに併給例が表で示されています)。
- 情報源: 国東市医療従事者就業移住支援金事業について
- 調査日: 2026年8月1日
国東こねぎトレーニングファーム(就農研修)
国東市特産のこねぎの栽培を学べる就農研修です。県の農林漁業ポータルによると、研修期間は原則2年(4月〜3月。研修の開始時期・期間などは要相談)、研修費は無料、宿泊施設は月額5,000円(3K、風呂・トイレ・ケーブルテレビ付き)。募集は毎年8月31日までで、募集人数は概ね3組以内とされています。
※ このページでは以前「期間1年間・住居月3,000円」と書いていましたが、2026年8月に県の公式ポータルで確認したところ記載が食い違っていたため訂正しました。市の募集ページは現在見られなくなっているため、情報源も県の公式ポータルに変更しています。移住体験ではなく2年間の就農研修なので、セクションも「お試し移住」から「就業・起業支援」に移しました。
- 情報源: 国東こねぎトレーニングファーム(大分県で農林漁業を始めよう!応援ポータル)
- 調査日: 2026年8月2日
国東市移住者ペーパードライバー卒業応援事業
車の運転に不安のある移住者向けに、ペーパードライバー講習の受講料を1回あたり5,260円を上限に2回まで(最大10,520円)助成する制度があります。転入日から5年以上継続して市内に定住することを確約し、市税等の滞納がないことが要件。事前に申請して助成券の交付を受けてから、国東自動車学校で受講します(講習は転入日から3か月以内)。
- 情報源: 国東市移住者ペーパードライバー卒業応援事業
- 調査日: 2026年8月1日
お試し移住
2026年8月に調べ直したところ、国東市で一般の移住希望者が使えるお試し移住の施設・制度は確認できませんでした。県の移住ポータルのお試し移住施設一覧(全県)にも国東市の施設は載っていません(載っているのは中津市・臼杵市・豊後高田市2施設・杵築市2施設・宇佐市・日出町・九重町)。
田舎暮らし体験交流ハウス「トンテンカンの家」(2024年で事業終了)
築60年の古民家をリノベーションした体験交流ハウスでしたが、運営していたNPO法人国東半島くにみ粋群が公式サイトで「2024年をもちまして事業を終了いたしました」と告知しています。市の施設ではなくNPOの運営で、かつては市の移住ページからこのNPOのサイトにリンクが貼られていました。市が実施していた「お試し移住施設利用促進補助金」(市内の宿泊費の一部を補助する制度)のページも、現在は市サイトで見られなくなっています。
同じNPOが運営する「イミテラス」(市の芸術家等定住促進施設。国見町の空き店舗を改修した施設で、長短期滞在しての制作活動もできるとされています)と「ノダシード」(アーティスト・イン・レジデンス施設)は現在もありますが、いずれも芸術家等に向けた施設で、利用料金・利用期間の公表はありません。
- 情報源: NPO法人 国東半島くにみ粋群、おおいた暮らしの第一歩 お試し移住施設、国東市 芸術家等定住促進施設「イミテラス」
- 調査日: 2026年8月2日
子育て支援
こども医療費助成
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 0歳〜高校生等(満18歳になった日以後、最初の3月31日まで) |
| 助成内容 | 入院・入院時食事療養費・通院(歯科・調剤含む)とも全区分「無料」 |
| 自己負担 | なし |
| 所得制限 | ページに記載なし |
高校生等の通院が無料になったのは令和5年10月診療分からとされています。健康保険未加入者と生活保護世帯は対象外です。
- 情報源: 国東市 子ども医療費助成制度
- 調査日: 2026年8月7日
この自由研究のメモ
国東市は移住支援のメニューが大分県内でも多い方。マイホーム奨励金最大150万+子ども加算は県内でも高い水準にある。こねぎトレーニングファームは研修費が無料で宿泊施設も月5,000円と、就農への入口としては入りやすい設計に見える。大分空港が市内にあるので東京まで約2時間半で着く。六郷満山の仏教文化が息づく独特の雰囲気もある。
今回あらためて市のページを読み直して、二つ気づいたことがある。一つは、移住応援給付金の「県内からの転入も対象」が、単なる半額ではなかったこと。県内転入は基本額が10万円になるうえ、そもそも加算のどれかに該当する世帯しか対象にならない。加算の額も県外10万円/県内5万円と分かれている(Uターン加算だけは同額)。「県内も対象」の一言では片づかない設計なので、表にして書き直した。
もう一つは、医療従事者向けの支援金の手厚さ。5年で計120万円、医療従事者が特に足りない国見地域に勤務すればさらに90万円が加算されて、合計210万円になる。移住応援給付金との併給もできて、市のページには併給例の表まで載っている。ペーパードライバー講習の助成(最大10,520円)は金額こそ小さいが、車がないと生活できない地域で「運転できないから移住できない」という詰まりを外しにいく発想が面白かった。
一方で、移住支援金の子ども加算だけは市のページに書かれていない。県の一覧表は「50万円/世帯」、県の移住ポータルは「1人あたり50万円」で、県の公式どうしで単位が食い違っている。今回は市の例規集にも当たってみたが、そもそもこの例規集は706件中18件しか要綱を載せていない運用で、「載っていない=ない」とは読めないと分かった。ここは確定できなかったので※要確認のままにしてある。それでも、県の一覧表のほうが新しく(令和8年4月時点の版)、同じ表の中で市町村ごとに/人と/世帯を打ち分けているのに対し、移住ポータルのほうは令和8年4月新設の職種加算が反映されておらず「18歳未満」を「18歳以下」と書いていた。どちらが有力かまでは書けるようになった。
宿題にしていた「トンテンカンの家」は決着がついた。市の施設だと思い込んでいたが、運営はNPO法人国東半島くにみ粋群で、そのNPOの公式サイトのトップに「2024年をもちまして事業を終了いたしました」と書かれていた。市サイトから施設の記載が消えたのは、市の都合ではなく運営主体が事業をやめたからだった。市の「お試し移住施設利用促進補助金」のページも今は見られず、県のお試し移住施設一覧に国東市の施設は1件も載っていない。これだけ揃うと「掲載されていないだけ」ではなさそうなので、frontmatter のお試し移住フラグも false に変えた。芸術家向けのイミテラスとノダシードは残っているが、料金も期間も公表されていないので、一般の移住希望者が「まず泊まってみる」ための施設とは言いにくい。
こねぎトレーニングファームの数字も直した。「1年・住居月3,000円」と書いていたが、県の農林漁業ポータルでは原則2年・宿泊施設は月5,000円だった。市の募集ページは今は見られない。1年のつもりで検討していた人には話が変わってくる数字なので、直せてよかった。ついでにセクションも移した。これは移住体験ではなく2年間の就農研修である。
調査カード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 🔍 調査ソース数 | 8件(国東市公式サイト、国東市例規集、大分県公式サイト、大分県移住ポータル、県の市町村要件一覧、大分県 農林漁業応援ポータル、NPO法人国東半島くにみ粋群、Wayback Machine) |
| 📅 情報の鮮度 | 2026年8月2日時点(移住支援金の注記・お試し移住・こねぎファーム。移住応援給付金・就業支援は2026年8月1日、住宅支援・子育て支援は2026年4月2日時点) |
| ⚠️ 調べきれなかったこと | 移住支援金の子ども加算の単位(県の2媒体で表記が割れる。市側に記載なし)。こねぎトレーニングファーム卒業後の独立支援 |