基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人口 | 約3.3万人(2025年1月時点) |
| 面積 | 約61.78 km² |
| アクセス | 東京駅から東海道新幹線こだまで約50分、JR東海道本線で約1時間40分。品川駅から新幹線で約39分 |
| 気候 | 海洋性気候で温暖。冬でも比較的暖かく、積雪はほぼなし。夏は海風があり都心ほど猛暑にはなりにくい |
| 特徴 | 日本有数の温泉リゾート地。相模湾を望む急傾斜地に市街地が広がる。近年は若手起業家の流入やワーケーション拠点として再注目されている |
| 車の必要度 | あると便利(市内は坂道が多く、バス路線はあるが本数は限られる。駅周辺の生活なら車なしも可能) |
熱海市は静岡県の最東部、神奈川県との県境に位置する温泉観光都市です。東京から新幹線で約50分というアクセスの良さから、二拠点生活やワーケーションの拠点としても注目されています。かつては「衰退する観光地」と言われた時期もありましたが、近年はV字回復を遂げ、若い世代の移住者や起業家が増えています。
移住支援金・補助金
移住・就業支援金(東京圏からの移住者向け)
東京圏から熱海市に移住し、就職または起業した方に支援金が支給される制度があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 単身 | 60万円 |
| 世帯(2人以上) | 100万円 |
| 子ども加算 | 18歳未満の子ども1人につき100万円 |
主な条件:
- 移住直前の10年間のうち通算5年以上、かつ直前に連続1年以上、東京23区に在住していたこと(または東京圏から23区内に通勤していたこと)
- 静岡県のマッチングサイト掲載求人への就職、テレワーク移住、県の起業支援事業の利用などが対象
- 5年以上の継続居住の意思があること
※ 令和7年度の申請受付は令和8年1月9日で終了しています(2026年3月時点)。令和8年度の実施については公式ページでご確認ください。
- 情報源: 移住・就業支援金(熱海市公式)
- 調査日: 2026年3月16日
結婚新生活支援補助金
新婚世帯の住居費や引越費用を補助する制度です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 夫婦ともに29歳以下 | 上限60万円 |
| 夫婦ともに39歳以下 | 上限30万円 |
主な条件:
- 2025年1月1日〜2026年3月31日に婚姻届を提出・受理されていること
- 婚姻日時点で夫婦双方が39歳以下
- 夫婦合算所得が500万円未満(令和6年分)
- 熱海市に3年以上継続して居住する意思があること
対象経費: 住宅の賃料・敷金・礼金・共益費・仲介手数料、住宅リフォーム費用、引越費用
- 情報源: 結婚新生活支援補助金(熱海市公式)
- 調査日: 2026年3月16日
住宅支援
空き家バンク
熱海市では、静岡県宅地建物取引業協会との協定に基づき、空き家バンク制度を運営しています。「スマイミー静岡」(静岡宅建サポートセンター株式会社運営)の会員業者が、市内の移住定住推奨物件を登録する仕組みです。
物件情報は「スマイミー静岡」のサイトから確認できます。
- 情報源: 空き家バンク(熱海市公式)
- 調査日: 2026年3月16日
空き家対策関連
熱海市では老朽危険空家の除却(解体)に対する補助事業も実施しています。空き家の利活用だけでなく、危険な空き家の解消にも取り組んでいるようです。
- 情報源: 空き家対策(熱海市公式)
- 調査日: 2026年3月16日
南熱海月見ヶ丘(公的分譲地)
熱海市では「南熱海月見ヶ丘」という公的分譲地の販売を行っています。市が整備した分譲地で、安心感がある選択肢のひとつです。詳細は公式ページでご確認ください。
- 情報源: 移住について(熱海市公式)
- 調査日: 2026年3月16日
子育て支援
子ども医療費助成
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 0歳〜18歳(高校3年生の3月31日まで) |
| 助成内容 | 保険診療の自己負担分を全額助成 |
| 所得制限 | なし |
| 窓口無料化 | 静岡県内の医療機関で受給者証を提示すれば窓口負担なし |
通院・入院ともに対象で、所得制限なしで高校卒業まで医療費が実質無料になります。
- 情報源: 熱海市子ども医療助成制度(熱海市公式)
- 調査日: 2026年3月16日
保育料の無償化
令和7年4月より、0歳児〜2歳児の保育料が無償化されています。3〜5歳児はすでに国の制度で無償化済みのため、熱海市では実質的に全年齢の保育料が無料になっています。
- 情報源: 子育て・教育(熱海市公式)
- 調査日: 2026年3月16日
就業・起業支援
A-supo(熱海市チャレンジ応援センター)
熱海市では「A-supo(エーサポ)」という起業・経営支援の相談窓口を設置しています(旧称:A-biz)。令和4年10月に新体制でリニューアルされました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 市内の事業者、市内で起業を希望する方 |
| サービス | 個別相談、現地支援、ビジネスマッチング、知的財産相談、起業相談 |
| 専門分野 | 観光、デザイン、IT・DX など |
| 場所 | 熱海市役所本庁舎3階(熱海市中央町1-1) |
| 料金 | 無料(1回約60分、要予約) |
| 予約 | 産業振興課 0557-86-6200 |
- 情報源: A-supo(熱海市公式)
- 調査日: 2026年3月16日
ワーケーション推進
熱海市では「ワーケーション等プロモーション推進事業費補助金」を設け、市内でのワーケーション・オフサイトミーティング・コワーキングスペースを活用したプランの造成やPRを支援しています。これは事業者向けの制度ですが、熱海市がワーケーション拠点としての環境整備に力を入れていることがうかがえます。
- 情報源: ワーケーション等プロモーション推進事業費補助金(熱海市公式)
- 調査日: 2026年3月16日
お試し移住・体験住宅
調査した限りでは、熱海市独自のお試し移住・体験住宅制度は確認できませんでした(2026年3月時点)。
ただし、熱海市は二拠点生活(デュアルライフ)の拠点として人気があり、リゾートマンションや短期賃貸物件が豊富に流通しています。まずは短期間滞在してみて街の雰囲気を体験する、という方法は取りやすい環境といえそうです。
移住に関する相談は、熱海市役所 観光経済課 観光推進室で受け付けています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 相談方法 | 電話または窓口(要予約) |
| 受付時間 | 平日 9:00〜17:00 |
| 電話 | 0557-86-6371 |
- 情報源: 移住について(熱海市公式)
- 調査日: 2026年3月16日
移住者の声(外部リンク集)
熱海市への移住体験談を探してみました。温泉リゾート地ならではの魅力と課題の両方が語られています。
note・ブログ
-
「熱海生活の徒然④熱海生活:お金のリアル」 / 小林めぐみさん / note 熱海在住のキャリアコンサルタントによる、熱海での生活費のリアルな情報。 note 記事
-
「熱海に移住したくなった話。その1」 / にほさん / note 熱海への移住を検討する過程を綴った記事。移住前の率直な気持ちが書かれています。 note 記事
メディア記事
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「【熱海”シン・移住” vol.1】新たな移住の動きは「消滅可能性自治体」脱却につながるか?」 / 熱海経済新聞 熱海の新しい移住の動きを取材した連載記事。 熱海経済新聞
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「【熱海”シン・移住” vol.2】移住して結婚、バー経営も始めた40代フリー編集者の熱海生活」 / 熱海経済新聞 40代で熱海に移住し、バーを開業した編集者の体験記。 熱海経済新聞
注意点が書かれた記事
- 「熱海に移住するデメリットは○○!熱海に移住する前に押さえておきたい5つのデメリット」 / えとログ 坂道の多さ、観光シーズンの混雑、娯楽施設の少なさなど、移住前に知っておきたい課題をまとめた記事。 えとログ
※ 体験は個人のものです。すべての人に当てはまるわけではありません。
この自由研究のメモ
熱海市の最大の特徴は、なんといっても東京からのアクセスの良さです。新幹線で品川から39分、東京駅から50分。これは「地方移住」というより「近距離移住」「二拠点生活」の文脈で語られることが多い距離感です。
公式サイトの移住情報は「移住または二地域居住」というカテゴリにまとまっていて、二拠点生活を明確に意識した構成になっていました。これは他の自治体ではあまり見ない特徴で、熱海ならではだと思います。
移住支援金は国の制度に基づく標準的な内容(単身60万円、世帯100万円)ですが、子ども加算が1人につき100万円と手厚いです。結婚新生活支援も29歳以下なら上限60万円と充実しています。
起業支援の「A-supo」は無料で個別相談ができる仕組みで、観光・IT・デザインなど熱海の産業に合った専門分野をカバーしているのが印象的でした。近年の熱海再生は若手起業家の力が大きいと言われていますが、こうした支援体制も一因かもしれません。
一方で、熱海特有の注意点もありそうです。急傾斜地が多く坂道だらけなこと、観光シーズン(特に花火大会の時期)は渋滞や混雑が激しいこと、リゾートマンションの管理費・修繕積立金が高額な場合があること、など。体験談を読むと、こうした「住んでみないと分からない」情報が多く出てきます。
保育料の0〜2歳児無償化(令和7年4月〜)は子育て世帯にとって大きなポイント。人口約3.3万人の小規模な市ですが、子育て支援には力を入れている印象を受けました。
📋 調査カード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査日 | 2026年3月16日 |
| 調査ソース | 公式ページ: 8件、note体験記: 2件、ブログ: 1件、メディア記事: 2件 |
| 情報の鮮度 | 2025〜2026年の公開情報が中心。自治体制度は年度で変わるため4月以降は要確認 |
| ソース偏りチェック | ✓ 公式情報と個人体験の両方を収集 / ✓ デメリット・注意点の記事も収集 / △ 長期居住者の体験談は少なめ |
| 調べきれなかったこと | 移住支援金の実績支給数、保育園の待機児童状況、リゾートマンションの管理費相場、お試し移住的な短期滞在の具体的な選択肢 |