基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人口 | 約3万人(うち約1割が大学生) |
| 面積 | 約162 km² |
| アクセス | 新宿からJR中央線+富士急行線で約90分。車で約70分。高速バス(バスタ新宿→中央道都留)で約80分 |
| 気候 | 標高約500m。夏の平均気温は約24.5℃で涼しめ、冬の平均気温は約2.5℃ |
| 特徴 | 都留文科大学(公立)を含む3つの高等教育機関がある「大学の街」 |
| 車の必要度 | あると便利(市街地には富士急行線の駅があり、日常の足にはなる) |
山梨県東部に位置する都留市は、東京から約90kmという距離にある「大学の街」です。人口約3万人のうち約1割が大学生という独特の人口構成が特徴。富士山を源流とする桂川が市内を流れ、平成の名水百選にも選ばれた湧水があります。
特筆すべきは東京圏へのアクセスの良さ。新宿まで電車で約90分、車で約70分と、遠距離通勤も視野に入る距離感です。市もこれを活かした「快適遠距離通勤補助金」という独自の制度を設けています。
移住支援金・補助金
移住支援金(東京圏からの移住者向け)
東京圏から都留市に移住する場合、移住支援金が支給される制度があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 単身 | 60万円 |
| 世帯(2人以上) | 100万円 |
| 子ども加算 | 18歳未満の子ども1人につき最大100万円 |
主な条件:
-
東京圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)から移住
-
移住前5年以上、東京23区に在住、または23区に通勤していたこと
-
山梨県マッチングサイト掲載求人への就職、テレワーク継続、起業等のいずれかを満たすこと
-
申請前に企画課政策推進担当への事前相談が必要
-
情報源: 都留市移住支援金
-
調査日: 2026年3月15日
移住定住促進奨励金(住宅取得補助)
都留市に転入して住宅を取得する場合に奨励金が支給される制度です。基本額に加えて複数の加算要件があり、条件次第で大きな額になります。
基本額:
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| 住宅取得経費の3% | 上限30万円 |
| 新築・建て替え・増築の建設工事費の2% | 上限30万円 |
| 改築・改修 | 上限10万円 |
加算要件(各10万円):
- 住宅と土地を同時に購入した場合
- 中学3年生以下の子ども1人につき
- 夫婦双方が40歳未満の場合
- 市内居住の親族(2親等以内)と同居する場合
- 市内企業への就職、起業、または事業所移転した場合
条件: 令和2年4月1日以降に転入し、転入前1年〜転入後3年以内に住宅の工事着手 or 所有権移転していること
提携金融機関(山梨中央銀行・住宅金融支援機構)のローン利率優遇制度もあるとのことです。
- 情報源: 移住定住促進奨励金
- 調査日: 2026年3月15日
快適遠距離通勤補助金
都留市の最も特徴的な制度です。東京圏に電車で通勤する方の定期代を補助してくれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本額 | 月額1万円 |
| 富士急行線利用の場合 | さらに月額5,000円加算(合計月額15,000円) |
| 補助期間 | 遠距離通勤開始日から通算36ヶ月以内 |
条件:
- 住所から75km以上の距離を定期乗車券で通勤する方
- 富士急行線の駅 or 大月市内のJR駅を起点とした定期券を利用していること
- 転入・新規就労・転職・転勤により遠距離通勤を開始した方
東京の仕事を続けながら都留市に住む、というスタイルを市が公式にサポートしている珍しい制度です。月15,000円×36ヶ月だと最大54万円の補助になります。
- 情報源: 快適遠距離通勤補助金
- 調査日: 2026年3月15日
住宅支援
空き家バンク
都留市では空き家バンク制度を運営しています。物件情報はアットホームと提携したサイトで公開されています。
空き家バンク利活用事業補助金もあり、空き家バンク物件の取得・改修に対する補助を受けることができます。
- 物件情報: 都留市空き家バンク(at home提携)
- 制度詳細: 都留市空き家バンク
- 調査日: 2026年3月15日
子育て支援
すこやか子育て医療費助成
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 0歳〜18歳(18歳に達する年度末まで) |
| 助成内容 | 保険診療の自己負担金が窓口無料(市内医療機関) |
| 県外受診 | 一旦自己負担後、申請により後日償還払い |
通院・入院ともに対象で、高校卒業まで医療費が実質無料になります。
- 情報源: すこやか子育て医療費助成金支給制度
- 調査日: 2026年3月15日
お試し移住・体験住宅
お試し居住
都留市では移住検討者向けのお試し居住制度を実施しています。移住相談員による市内案内付きなのが特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 期間 | 1泊2日(祝祭日を除く平日のみ) |
| 宿泊料 | 無料 |
| 実費 | 布団代1名2,000円、清掃料4,000円 |
| 定員 | 4名程度 |
| 予約 | 利用1週間前までに連絡 |
サービス内容:
- 移住相談員による市内案内(スーパー・病院・空き家の見学等)
- 住まい探しや生活環境の確認をサポート
※ 観光目的での利用はできません。
- 情報源: 都留市お試し居住
- 連絡先: 一般社団法人まちのtoolbox(0554-67-9155)
- 調査日: 2026年3月15日
移住者の声(外部リンク集)
公式インタビュー
- 都留市 移住者インタビュー — 市の公式定住サイトに移住者の体験談が掲載されています。 インタビュー一覧
ブログ・メディア
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つる暮らし — 都留市の移住情報サイト。移住者の暮らしぶりを紹介する記事があります。 つる暮らし 体験談
-
薪ストーブのある別荘民泊 — 2022年に都留市へ移住した方の二拠点生活の記録。補助金申請の失敗談など、リアルな体験が書かれています。 移住ブログ
-
響 hibi-ki — 都留市での暮らしを特集した記事。 記事リンク
-
縁結び大学 — 都留市の移住支援制度や暮らしの魅力をまとめたインタビュー記事。 記事リンク
※ 体験は個人のものです。すべての人に当てはまるわけではありません。
この自由研究のメモ
都留市の最大の特徴は「快適遠距離通勤補助金」です。東京の仕事を辞めずに地方に住むというスタイルを、自治体が制度として後押ししているのは珍しい。月15,000円×36ヶ月で最大54万円は、通勤定期代の負担を考えるとかなり助かる額ではないでしょうか。
移住定住促進奨励金も加算要件が多く、子育て世帯・40歳未満・市内就職などの条件を組み合わせると基本額に加えてかなり上乗せできる仕組みです。
「大学の街」という特性から、街中にカフェや飲食店が一定数あり、若い人の姿も多いとのこと。人口3万人の地方都市としては活気がある方かもしれません。富士急行線の駅が市内にあるため、車がなくても最低限の移動は可能な点は、鉄道のない南アルプス市との大きな違いです。
公式の定住サイトのほか、「つる暮らし」という独自の移住メディアを運営しているのも情報発信に力を入れている印象でした。お試し居住は1泊2日と短いですが、移住相談員が市内を案内してくれるのは安心感があります。
夏の平均気温が約24.5℃というのは甲府盆地の暑さと比べるとかなり涼しく、これも大きな魅力だと思います。
📋 調査カード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査日 | 2026年3月15日 |
| 調査ソース | 公式ページ: 8件、移住サイト「つる暮らし」: 1件、外部メディア: 4件、個人ブログ: 1件 |
| 情報の鮮度 | 令和7年度の制度情報が中心。年度替わり(4月以降)は要確認 |
| ソース偏りチェック | ✓ 公式情報を網羅的に収集 / ✓ 個人ブログ(失敗談含む)あり / △ noteでの体験談は少ない / ✗ 遠距離通勤補助金の実際の利用者数は未確認 |
| 調べきれなかったこと | 各制度の実績支給数、遠距離通勤の実態(何人くらいが利用しているか)、大学生以外の年齢層の暮らしやすさ |