基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人口 | 約2.8万人 |
| 面積 | 約143.69 km² |
| アクセス | JR中央本線特急あずさで新宿から韮崎駅まで約90〜100分。高速バスも利用可能(片道約2,400円) |
| 気候 | 年間平均気温13.8℃。夏は日中暑いが湿度は低め。冬は寒いが積雪は少ない |
| 特徴 | 武田家発祥の地。七里岩の絶景。富士山・八ヶ岳・南アルプスの展望。わに塚の桜(樹齢300年超) |
| 車の必要度 | ほぼ必須(市営バス4路線あるがカバー範囲は限定的。E-bikeレンタルあり) |
韮崎市は山梨県北西部に位置する、歴史と自然に恵まれた市です。武田信義が居城を構えた武田家発祥の地で、七里岩(しちりいわ)と呼ばれる断崖上の台地からは富士山・八ヶ岳・南アルプスの三方向が見渡せます。わに塚の桜は春の写真スポットとして全国的に知られています。
製造業の事業所が複数あり、地方都市としては雇用の選択肢がある方です。近年は起業支援に力を入れており、空き店舗ツアーなどユニークな取り組みも行っています。
移住支援金・補助金
移住支援金(東京圏からの移住者向け)
東京圏から韮崎市に移住する場合、移住支援金が支給される制度があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 単身 | 60万円 |
| 世帯(2人以上) | 100万円 |
| 子ども加算 | 18歳未満の子ども1人につき100万円 |
主な条件:
-
東京23区に直近10年間で通算5年以上在住、または東京圏から23区に通勤していたこと
-
転入直前は連続1年以上の在住・通勤が必要
-
就業要件: マッチングサイト就職、テレワーク継続、起業支援金採択、プロ人材マッチング、関係人口要件(50歳未満でふるさと納税歴等)のいずれか
-
韮崎市に5年以上継続居住の意思があること
-
3年以内の転出で全額返還、3〜5年で半額返還
-
情報源: 韮崎市移住支援金交付事業
-
調査日: 2026年3月15日
住まいるマイホーム助成金
韮崎市独自の住宅取得支援制度です。子育て世帯向けの加算が手厚いのが特徴。
| 区分 | 助成額 |
|---|---|
| 新築 | 60万円 |
| 中古住宅購入 | 30万円 |
| 子ども加算 | 中学生以下の子ども1人につき20万円 |
主な条件:
- 韮崎市内で住宅を取得し6ヶ月以内に入居
- 床面積40㎡以上
- 中学生以下の子どもがいるか、夫婦双方が50歳未満
- 購入から1年以内に申請
例えば新築で中学生以下の子ども2人の場合、60万円+40万円=100万円の助成になります。
- 情報源: 住まいるマイホーム助成金
- 調査日: 2026年3月15日
結婚新生活支援事業
新婚世帯の住居費や引越費用を補助する制度です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 夫婦ともに29歳以下 | 上限60万円 |
| 30〜39歳 | 上限30万円 |
| 対象経費 | 住宅購入費・賃料・引越費用・改修費 |
| 所得制限 | 夫婦合算所得400万円未満 |
- 情報源: 結婚新生活支援事業
- 調査日: 2026年3月15日
定住促進住宅家賃助成
特定の市営住宅に入居する場合、月額1万円×2年間の家賃補助があります。対象は韮崎市に1年以上住民登録がなかった方、または新婚世帯です。
- 情報源: 定住促進住宅家賃助成
- 調査日: 2026年3月15日
住宅支援
空き家バンク
韮崎市では空き家バンク制度を運営しています。アットホームと提携したポータルサイトもあります。
空き家バンク関連の補助制度が充実しています:
| 補助制度 | 補助額 | 概要 |
|---|---|---|
| 改修補助 | 工事費の50%、上限100万円 | 空き家バンク登録物件の改修(市内業者施工、工事費20万円以上) |
| 解体補助 | 工事費の50%、上限100万円 | 全部解体(市内業者施工、工事費20万円以上) |
| 残存家財処分 | 費用の50%、上限10万円 | 許可業者による処分(費用5万円以上) |
| 売買成約報奨金 | 10万円 | 所有者に交付(売買成約時) |
| 自治会協力金 | 2万円 | 協力した自治会に交付 |
改修・解体ともに上限100万円は手厚い方です。さらに5年以内の転出・解体で返還義務があるため、定住を促す仕組みになっています。
- 情報源: 韮崎市空き家バンク
- 補助制度: 空き家バンク補助金
- ポータル: 韮崎市空き家バンク(アットホーム)
- 調査日: 2026年3月15日
子育て支援
子ども医療費助成
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 0歳〜18歳(18歳に達する年度末まで) |
| 助成内容 | 保険診療の自己負担金を助成 |
| 窓口無料化 | 山梨県内の医療機関で実施 |
- 情報源: 子ども医療費助成
- 調査日: 2026年3月15日
その他の子育て関連
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 出生お祝い金 | 新生児1人あたり1万円 |
| 病児・病後児保育 | 医療施設内の保育室で対応 |
| 待機児童 | ゼロ(保育施設7カ所) |
待機児童ゼロは子育て世帯にとって大きな安心材料です。
- 情報源: 韮崎市 子育て支援
- 調査日: 2026年3月15日
就業・起業支援
韮崎市は起業支援が特に充実しています。
若者定住就職奨励金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金額 | 10万円 |
| 条件 | 45歳未満、韮崎市に1年以上住民登録がなかった方、市内で常用雇用または起業(転入60日前〜転入1年後に就職) |
起業支援補助金
空き店舗等を活用して起業する方への補助です。規模に応じて段階的に補助額が設定されています。
| 区分 | 補助内容 | 上限 |
|---|---|---|
| 改装費(100㎡未満) | 工事費の50% | 50万円 |
| 改装費(100〜200㎡) | 工事費の50% | 100万円 |
| 改装費(200㎡以上) | 工事費の50% | 200万円 |
| DIY改修 | 材料費 | 50万円 |
| 家賃補助(100㎡未満) | 家賃の50%×12ヶ月 | 月5万円 |
| 家賃補助(100㎡以上) | 家賃の50%×12ヶ月 | 月10万円 |
条件: 韮崎市商工会に30日以上前に相談。農業・金融業以外。2年以上の事業継続見込み。
- 情報源: 起業支援補助金
- 調査日: 2026年3月15日
空き店舗ツアー
韮崎市の特徴的な取り組みとして、年に1回「空き店舗ツアー」を開催しています。駅前商店街の空き店舗を参加者が見て回り、起業のイメージを膨らませるイベントです。2024年の回では38名が参加し、18店舗を巡ったとのこと。
- 情報源: TURNS「空き店舗ツアーに密着!」
- 調査日: 2026年3月15日
お試し移住・体験住宅
お試しハウス
韮崎市では移住検討者向けのお試しハウスを無料で提供しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 期間 | 2泊3日〜6泊7日 |
| 利用回数 | 最大3回まで |
| 料金 | 無料 |
| 設備 | Wi-Fi、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、炊飯器、電子レンジ、調理器具 |
| 持参物 | 寝具(備え付けなし)。入浴は近隣の温泉を利用 |
| 条件 | 山梨県外在住で韮崎市への移住を検討中の方。事前に移住相談が必要 |
| 予約 | 利用希望日の2ヶ月前から電話で申込 |
※ ペット不可、禁煙、年末年始(12/29〜1/3)は休館。
- 情報源: 韮崎市お試しハウス
- 調査日: 2026年3月15日
移住者の声(外部リンク集)
韮崎市は公式の移住ポータルサイト「NIRASAKI その先に。」で移住者インタビューを公開しています。
公式インタビュー
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NIRASAKI その先に。 — 移住して起業した方々のインタビュー。アルプショップ&スタジオ、IROHA CRAFT、NIRAPSなどの事例が掲載されています。 ポータルサイト
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にらさき移住定住ポータル 移住者の声 — 山小屋を営む方、愛知県から農業をしに来た方など、多様な移住者の体験が読めます。 移住者の声一覧
メディア記事
-
TURNS — 「移住×起業×リノベーション 毎年人気の「空き店舗ツアー」に密着!」。韮崎市の空き店舗ツアーの様子をルポ。 記事リンク
-
縁結び大学 — 「韮崎市での移住はどう?暮らし・仕事・住居・支援内容を解説」。市の担当者へのインタビューを含む詳しい解説。 記事リンク
-
移住スタイル — 「山梨県韮崎市は山の自然と歴史・美味しいフルーツが魅力の移住先!」。生活環境や支援制度を網羅的にまとめた記事。 記事リンク
※ 体験は個人のものです。すべての人に当てはまるわけではありません。
この自由研究のメモ
韮崎市は今回調べた山梨県の市の中で、起業支援が最も充実しているという印象です。起業支援補助金の最大200万円に加えて、空き店舗ツアーという「起業の入り口」を用意しているのがユニーク。しかもこのツアーは市・商工会・民間(IROHA CRAFT)の官民連携で運営されているとのこと。
住まいるマイホーム助成金も分かりやすい制度設計で、新築60万円+子ども1人20万円という加算は計算しやすい。空き家バンクの補助も改修100万円・解体100万円と手厚く、さらに残存家財の処分補助(上限10万円)まであるのは細かいところまで考えられていると感じました。
お試しハウスは最大3回まで利用可能で、2泊3日〜6泊7日と柔軟な設定。ただし寝具は持参、お風呂は近隣の温泉利用という点は事前に知っておいた方がいいです。
移住ポータル「NIRASAKI その先に。」は2025年3月にリニューアルされたようで、比較的新しいサイトでした。移住者の起業事例を前面に出しているのが韮崎市の方向性を表している気がします。
人口2.8万人とコンパクトな市ですが、保育園の待機児童ゼロ、日常の買い物は市街地にまとまっているとのことで、コンパクトさが逆に暮らしやすさになっている面もあるかもしれません。
📋 調査カード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査日 | 2026年3月15日 |
| 調査ソース | 公式ページ: 10件、移住ポータル「NIRASAKI その先に。」: 1件、外部メディア: 3件 |
| 情報の鮮度 | 令和7年度の制度情報が中心。年度替わり(4月以降)は要確認 |
| ソース偏りチェック | ✓ 公式情報を網羅的に収集 / ✓ 外部メディア記事複数あり / ✓ 起業支援の実例(TURNSルポ)あり / △ 個人ブログ・noteでの体験談は少ない |
| 調べきれなかったこと | 各制度の実績支給数、起業支援補助金の採択率、空き店舗ツアーの応募倍率、製造業の具体的な求人状況 |