22日間で全国制覇した
2026年3月14日から4月4日まで、22日間かけて47都道府県792市の移住支援制度を一つずつ調べました。
最初は山梨県の13市からスタートして、中部→関東→東北→近畿→四国→中国→九州・沖縄→北海道の順に全国を回りました。この記事は、その全データの集計結果と、地域ごとに見えてきた特徴の総まとめです。
全国集計
| 指標 | 数値 | 割合 |
|---|---|---|
| 都道府県 | 47 | 全国コンプリート |
| 市 | 792 | — |
| 移住支援金対象 | 617 | 78% |
| 空き家バンク運営 | 644 | 81% |
| お試し移住あり | 288 | 36% |
| 比較記事 | 47 | 各県1本 |
| テーマ別読み物 | 25 | — |
地域別の全データ
| 地域 | 市数 | 支援金対象 | 空き家バンク | お試し移住 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 35 | 35(100%) | 29(83%) | 11(31%) |
| 東北 | 77 | 77(100%) | 69(90%) | 35(45%) |
| 関東 | 180 | 70(39%) | 111(62%) | 29(16%) |
| 中部 | 164 | 159(97%) | 156(95%) | 67(41%) |
| 近畿 | 125 | 84(67%) | 88(70%) | 33(26%) |
| 中国 | 54 | 50(93%) | 53(98%) | 39(72%) |
| 四国 | 38 | 34(89%) | 38(100%) | 28(74%) |
| 九州・沖縄 | 119 | 108(91%) | 100(84%) | 46(39%) |
地域ごとの一言まとめ
- 北海道: 全市100%対象。広大な面積で5エリアに分かれ、気候も全く違う。釧路の避暑地移住が新トレンド
- 東北: 全市100%対象。福島12市町村の全国型200万円が突出。山形の「食の支援」がユニーク
- 関東: 東京圏のため39%と最低。ただし茨城は81%が対象。千葉の外房も対象エリア
- 中部: 高い網羅率。飛騨市の包括パッケージと岐阜県の全国型支援金が差別化
- 近畿: 大阪が全市対象外のため67%にとどまる。京都府北部と和歌山が移住に積極的
- 中国: 空き家バンク98%+お試し72%。尾道市のNPO空き家再生が全国モデル
- 四国: 空き家バンク100%。高知県のリフォーム補助率100%が突出
- 九州・沖縄: 沖縄の全市不参加(0%)が異質。宮崎は3大都市圏+福岡県対象で最広
調べて発見した「驚き」ベスト10
792市を1市ずつ調べる中で、特に驚いた発見をランキング形式で。
1. 沖縄は全11市が移住支援金ゼロ
全国で唯一、全市が不参加。空き家バンクも2市、お試し移住も1市。支援なしでも人が来る唯一の県。詳しくはこちら
2. 福島12市町村は「全国から」200万円
東京圏限定が基本の移住支援金を、福島県の避難指示が出ていた12市町村は全国どこからでも最大200万円支給。詳しくはこちら
3. 高知県のリフォーム補助率100%
室戸市と土佐清水市は空き家リフォーム費用を全額補助(上限あり)。自己負担ほぼゼロ
4. 都城市の子ども加算は最大300万円
都城市(宮崎県)の移住支援金は独自設計で、子ども加算が最大300万円。しかも3大都市圏+福岡県から対象
5. 歌志内市は人口約2,600人
歌志内市(北海道)は日本最小の市。かつて炭鉱で栄え、人口は最盛期の1/30以下に。それでも移住支援金対象で空き家バンクも運営
6. 山形県の「食の支援」
鶴岡市などでは移住者に米・味噌・醤油1年分を支給。金銭的な支援とは別次元のユニークさ
7. 静岡市の合計支援額は理論上900万円超
移住者住宅確保応援補助金(最大400万円)+移住支援金+子ども加算+空き家改修補助+就職応援補助金。静岡市は制度の「重ね技」が全国最強クラス
8. 大阪府はお試し移住ゼロ
33市でお試し移住制度が1つもない。移住支援金も全市対象外。「送り出す側」の立場が明確
9. 三豊市の空き家バンク592件マッチング
三豊市(香川県)は12年間で592件の成約。全国トップクラスの実績
10. 武蔵村山市は都内唯一の「鉄道駅なし」
武蔵村山市(東京都)は都内で唯一鉄道駅がない市。それでも人口は約7万人
この調査の限界
正直に書きます。この調査には限界があります。
「市」しか調べていない: 日本には1,700以上の自治体がありますが、このサイトでは792市しか調べていません。町村を含めると全く違う景色が見えるはずです。特に移住先として人気の町村(北海道ニセコ町、長野県白馬村、沖縄県読谷村など)はカバーできていません。
制度は毎年変わる: この調査は2026年3〜4月時点のスナップショットです。4月の年度替わりで制度が変更・終了する可能性があります。金額や条件が変わっていることがあるので、必ず公式ページで最新情報を確認してください。
三者サイトは使っていない: すべて一次情報(自治体公式サイト)から調べています。補助金まとめサイトは使っていません。それでも見落としや誤りがある可能性はあります。間違いに気づいた方はお知らせください。
この先の自由研究
792市で全47都道府県を制覇しましたが、これは終わりではなくスタートです。
- 既存ページの情報更新: 年度替わりの制度変更を追いかける
- 深掘り記事の充実: サーチコンソールで実際に検索されているテーマを記事化
- 町村への拡大: いずれは1,700以上の全自治体を調べたい
22日間、毎日自治体の公式サイトを読み続けて分かったことがあります。日本の自治体は本当に多様です。人口260万人の札幌市も、人口2,600人の歌志内市も、それぞれ独自の制度で移住者を迎えようとしている。その情報が届くべき人に届けば、選択肢は増える。
この自由研究はまだ続きます。
※ この記事は個人の調査に基づくものです。 ※ 調査データは2026年3月14日〜4月4日の調査に基づきます(47都道府県792市)。