📅 調査期間: 2026年3月30日(移住支援金の対象市町と江田島市の記述は2026年8月4日、呉市の住宅取得支援・こども医療費・お試し住宅は2026年8月7日、広島市・廿日市市のこども医療費は2026年8月8日、三次市のお試し住宅は2026年8月10日に再調査) ※ 個人調査です。最新情報は各自治体の公式ページでご確認ください。
調べたこと・調べ方
広島県全14市の移住支援制度を比較しました。広島県は中国地方最大の人口を持ち、政令指定都市の広島市も移住支援金の対象です。県レベルで「ひろしま空き家バンク みんと。」を運営していますが、市が自前のポータルで物件を公開しているところもあり、掲載件数は市によってかなり違います。
情報源は各市の公式サイト、広島県公式サイト、HIROBIRO.ひろしまです。
比較表1: 移住支援金
| 市 | 移住支援金 | 子ども加算 |
|---|---|---|
| 広島市 | ○ | 100万円/人 |
| 呉市 | ○ | 100万円/人 |
| 竹原市 | ○ | 100万円/人 |
| 三原市 | ○ | 100万円/人 |
| 尾道市 | ○ | 100万円/人 |
| 福山市 | ○ | 100万円/人 |
| 府中市 | ○ | 100万円/人 |
| 三次市 | ○ | 100万円/人 |
| 庄原市 | ○ | 100万円/人 |
| 大竹市 | ✕ | — |
| 東広島市 | ○ | 100万円/人 |
| 廿日市市 | ○ | 100万円/人 |
| 安芸高田市 | ✕ | — |
| 江田島市 | ✕ | — |
※ 移住支援金は国の制度で、金額は単身60万円・2人以上世帯100万円・18歳未満の世帯員1人につき100万円加算という設定です。対象は令和8年度も県と県内18市町(上記11市+府中町・海田町・熊野町・坂町・安芸太田町・世羅町・神石高原町)で、大竹市・安芸高田市・江田島市の3市は一覧に入っていません(広島県のページ・掲載日2026年4月7日で確認)。
- 情報源: 【東京圏から移住をお考えの皆様へ】令和8年度移住支援金制度について(広島県)
- 調査日: 2026年8月4日
比較表2: 空き家バンク・お試し移住
| 市 | 空き家バンク | お試し移住 | お試し移住の特徴 |
|---|---|---|---|
| 広島市 | ○ | ✕ | — |
| 呉市 | ○ | ○ | 蒲刈町、1週間13,000円/2週間26,000円(最長13泊14日) |
| 竹原市 | ○ | ○ | 町並み保存地区+滞在費補助 |
| 三原市 | ○ | ○ | 宿泊費・レンタカー補助 |
| 尾道市 | ○ | ○ | 大正〜昭和の洋館で体験居住 |
| 福山市 | ○ | ✕ | 移住体験ツアーあり |
| 府中市 | ○ | ○ | 1泊2,000円×最大14日(令和7年度に料金改定) |
| 三次市 | ○ | ✕ | 移住体験ツアーを随時開催 |
| 庄原市 | ○ | ○ | 伝統家屋「くちわの家」 |
| 大竹市 | ○ | ✕ | — |
| 東広島市 | ○ | ○ | おためし移住用住宅 |
| 廿日市市 | ○ | ○ | 山間部(向原・吉和)に設置 |
| 安芸高田市 | ○ | ✕ | — |
| 江田島市 | ○ | ✕ | おためし暮らし制度は令和4年5月に廃止 |
調べてみて分かったこと
- 14市中11市が移住支援金の対象。 大竹市・安芸高田市・江田島市は対象外。令和8年度の県の実施市町一覧(18市町・掲載日2026年4月7日)でも3市は入っておらず、この状態は変わっていません。対象外の理由は県・市とも公表していないようで、調べた範囲では分かりませんでした
- 空き家バンクは全14市(100%)で運営。 ただし「県の『みんと。』に一元化されている」わけではありません。みんと。の市別掲載件数は安芸高田市85件・三原市63件のように多いところがある一方、尾道市・大竹市は0件(2026年8月4日時点)。江田島市はみんと。に6件が載っていますが、市自身の空き家バンクの物件は市の移住ポータル「hodohodo」に85件(2026年7月30日現在)掲載されており、数が大きく違います。市のポータルと県のポータルは両方見たほうがよさそうです
- お試し移住は14市中8市(57%)で実施。 当初「府中市の1泊500円×最長30日が最安」と書いていましたが、令和7年度の県資料では府中市は1泊2,000円・最大14日に変わっており、現在の県内最安は確認できた範囲では呉市(1週間13,000円≒1泊約1,857円)です。2026年8月10日訂正
- 政令指定都市の広島市も移住支援金対象。 岡山市と同様、大都市でも対象
- 尾道市のNPO空き家再生プロジェクトが全国モデル。 2009年から140件以上のマッチング
- 呉市の住宅取得支援は令和8年度から中古と新築の2本立てになり、中古の上限が150万円に上がった。 中古住宅は基本50万円(購入費の2分の1)に、新婚世帯または子育て世帯+30万円/親世帯と近居+10万円/居住誘導区域内+10万円/島しょ部+10万円/居住誘導区域内の中古戸建てを解体して建て替える場合+50万円を積んで最大150万円。新築戸建て住宅は「断熱等性能等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6以上」「居住誘導区域内への転入」「新婚世帯・子育て世帯であること」の3条件を満たす場合に基本90万円+近居10万円で最大100万円です。いずれも補助額は購入費の2分の1が上限で、対象は過去3年間に呉市の住民基本台帳に記録がない移住者に限られます(※ 当初は「基本50万円+各種加算で最大100万円」とだけ記載していましたが、居住誘導区域の加算が抜けており、中古住宅が対象という条件も書いていませんでした。2026年8月7日に訂正しました)
- 呉市のこども医療費は令和5年10月1日に高校生等まで拡大され、同時に所得制限も撤廃されている。 対象は0歳〜18歳到達後最初の3月31日まで。自己負担は通院が同一の医療機関で月4日まで1日500円、入院が月14日まで1日500円で、通院の5日目以降・入院の15日目以降は負担がありません(※ 当初は「0歳〜小学6年生(拡大検討中)」と記載していました。調査日〔2026年3月30日〕の2年半前に拡大済みで、当初からの誤りでした。2026年8月7日に訂正しました)
- 廿日市市のこども医療費が高校3年生まで。 呉市も令和5年10月から高校生等まで拡大しており、県内で対象年齢を高校生年代まで広げている市は複数あります
- 三次市の常設お試し住宅は確認できなかった。 当初この記事は「4エリア5か所で最多」と書いていましたが、市の移住ポータル・市公式サイト・県の移住メディアのいずれにも掲載がなく、一次情報で裏付けが取れなかったため削除しました(同音の徳島県三好市には体験住宅が4棟あり、取り違えた可能性が高いです)。2026年8月10日訂正
- 竹原市の市有地25年無償貸付後譲与がユニーク。 長期定住前提の本気の支援
- 江田島市は移住相談窓口の運営を市外の団体に委託している。 移住交流拠点施設「フウド」を設置しているのは江田島市交流定住促進協議会で、運営と移住相談・空き家紹介を受託しているのは一般社団法人フウドです(以前このページには「NPO法人」と書いていましたが、誤りでした。2026年8月4日に修正)
- 国の移住支援金の対象外でも、市独自の支援がある市はある。 江田島市には定住促進事業補助金(新築または新築物件の購入・対象経費の30%/上限30万円)、定住促進家賃補助金(家賃の1/2または月1万円の低い方 × 12か月・子育て世帯等)、移住視察片道交通費支援制度(上限2万円・ただし片道1万円以上の場合に限る)、空き家対策の補助7種(購入30万・修繕30万・DIY5万・家財処分5万・相続登記5万・除却最大20万・危険家屋50万)があります。「対象外=支援がない」ではないようです
注意点
- 大竹市・安芸高田市・江田島市は国の移住支援金の対象外です
- 江田島市のおためし暮らし制度は令和4年5月に廃止されています。廃止に伴って、移住視察片道交通費支援制度(上限2万円)の交付対象者要件が「移住相談+市内1泊」「空き家バンクの内覧」「空き家見学ツアー」「移住者交流会」の参加者へ広げられました
- こども医療費の対象年齢・自己負担額は市により異なります。江田島市は0歳〜高校生年代・所得制限なしですが、1日500円の一部負担金があり(上限は通院 月2,000円/入院 月7,000円、医療機関ごとに適用)、「無料」ではありません。呉市も0歳〜高校生等・所得制限なしですが、通院は同一の医療機関で月4日まで・入院は月14日まで1日500円の負担があります。廿日市市も0歳〜高校3年生ですが、小学1年生以降は通院・入院とも1日500円(1医療機関につき通院は月4日目・入院は月14日目まで)の一部負担金があります。広島市に至っては対象が中学3年生までで、しかも保護者の所得が所得制限額以上の世帯は令和8年12月診療分まで補助の対象外、対象になる世帯にも通院の一部負担金(初診時1日500〜1,500円)があります(令和9年1月診療分から高校生年代まで拡大し、所得制限も撤廃される予定です)。対象年齢が18歳まで=無料、ではありません。 個別に確認できたのはこの4市で、残り10市の自己負担は調べきれていません(※ 廿日市市・広島市は当初、対象年齢しか書いておらず自己負担・所得制限に触れていませんでした。2026年8月8日に訂正しました)
- 呉市のお試し住宅は当初「1泊3,000円・最長7泊」と記載していましたが、実際は1週間(6泊7日)13,000円/2週間(13泊14日)26,000円の週単位の定額制で、金額の桁も期間も違っていました(2026年8月7日に訂正)
- 空き家バンクの物件数は時期により変動します
こんな方に合いそう
| タイプ | おすすめの市 | 理由 |
|---|---|---|
| 都市機能重視 | 広島市・福山市 | 政令指定都市・県2位都市で移住支援金対象 |
| クリエイティブ移住 | 尾道市 | NPO空き家再生+坂の町+しまなみ海道 |
| お試し滞在 | 府中市 | 1泊2,000円・最大14日のお試し住宅(令和7年度に料金改定) |
| 世界遺産の暮らし | 廿日市市 | 宮島+高校3年生まで医療費助成 |
| 島暮らし | 呉市・江田島市 | 蒲刈町のお試し住宅(1週間13,000円/2週間26,000円)/一般社団法人フウドの移住相談・空き家案内 |
| 学術都市 | 東広島市 | 広島大学+酒都西条+空港近い |
| 山間部の自然 | 三次市・庄原市 | 霧の海/県最大面積の自然 |
データの出典
- HIROBIRO.ひろしま
- ひろしま空き家バンク みんと。
- 【東京圏から移住をお考えの皆様へ】令和8年度移住支援金制度について(広島県)
- 江田島市 定住・空き家バンク / 定住促進事業補助金制度 / 空き家対策の補助制度について / こども医療費支給制度 / 移住視察片道交通費支援制度 / 市移住交流拠点施設「フウド」
- 江田島市移住・定住ポータルサイト hodohodo / 空き家バンク(hodohodo)
- KURETO(呉市) / 呉市移住希望者住宅取得支援事業 / 呉市移住お試し住宅 / くれ子育てねっと こども医療費補助
- すんでみはら
- ふくやまのくらし
- ふふふちゅう
- みよしSTYLE ツナグ
- しょうばら空き家バンク
- 風と自由と東広島
- 廿日市空き家バンク