📅 調査期間: 2026年3月30日(2026年7月30日に移住支援金の実施状況・加算額を全市再調査。2026年8月7日に美作市を再調査。2026年8月8日に岡山市・備前市・玉野市のこども医療費助成を担当課ページで再確認) ※ 個人調査です。最新情報は各自治体の公式ページでご確認ください。
調べたこと・調べ方
岡山県全15市の移住支援制度を比較しました。「晴れの国おかやま」は全国でも降水量が少なく温暖で、移住先として人気の高い県です。政令指定都市の岡山市も移住支援金の対象となっている点が特徴的です。
情報源はすべて各市の公式サイトと岡山県公式サイトです。
比較表1: 移住支援金
| 市 | 移住支援金 | 子ども加算 |
|---|---|---|
| 岡山市 | ○ | 30万円/人 |
| 倉敷市 | ○ | 2人目以降30万円/人(1人目なし) |
| 津山市 | ○ | 100万円/人 |
| 玉野市 | ○ | 世帯あたり100万円(人数によらず) |
| 笠岡市 | ✕(実施一覧外) | — |
| 井原市 | ○ | 未確認(市の公表なし) |
| 総社市 | ○ | 100万円/人 |
| 高梁市 | ○ | 100万円/人 |
| 新見市 | ○ | 100万円/人 |
| 備前市 | ○ | 30万円/人 |
| 瀬戸内市 | ○ | 100万円/人 |
| 赤磐市 | ✕(実施一覧外) | — |
| 真庭市 | ○ | 100万円/人 |
| 美作市 | ○ | 加算なし(市の交付要綱に規定なし) |
| 浅口市 | ○ | 未確認(公表資料に記載なし) |
※ 令和8年度の実施は15市中13市です。笠岡市・赤磐市は実施市町村に含まれず(県公式ページに除外の明文)、逆に井原市は令和4年度から一貫して実施側でした(当初調査の「井原市のみ不参加」は市サイトに案内がないことによる誤りで、2026年7月30日に訂正) ※ 加算の表記も再調査で訂正: 倉敷市は2人目以降のみ、玉野市は世帯単位、井原市・浅口市は裏付けが取れず未確認です ※ 美作市は「未確認」→「加算なし」に格上げしました(2026年8月7日)。 当初調査では「1人につき100万円」と書き、2026年7月30日にいったん「未確認」に改めていましたが、今回、市がページからリンクしている「美作市移住支援事業・マッチング支援事業補助金交付要綱」まで降りたところ、支給額を定める第4条は「申請者1人につき60万円、世帯要件を満たす者がいる場合は100万円」の2区分だけで、加算に関する規定がありませんでした。同じやり方(市がリンクしている交付要綱PDFを直接読む)で浅口市の「未確認」も決着する可能性があります
比較表2: 空き家バンク・お試し移住
| 市 | 空き家バンク | お試し移住 | お試し移住の特徴 |
|---|---|---|---|
| 岡山市 | ○ | ✕ | 賃貸家賃サポート(最大4か月) |
| 倉敷市 | ○ | ○ | ライフ・キャンパス6室(広域連携) |
| 津山市 | ○ | ○ | トライアルステイ+IJUコンシェルジュ |
| 玉野市 | ○ | ✕ | — |
| 笠岡市 | ○ | ○ | お試し住宅+オーダーメイドツアー |
| 井原市 | ○ | ○ | 1日1,000円 |
| 総社市 | ○ | ○ | 1泊3,000円、1〜13泊 |
| 高梁市 | ○ | ○ | 4か所+宿泊費・レンタカー補助 |
| 新見市 | ○ | ○ | 公的施設、年間最大30泊 |
| 備前市 | ○ | ○ | 体験住宅+宿泊費補助 |
| 瀬戸内市 | ○ | ○ | 最長3か月(県内最長クラス) |
| 赤磐市 | ○ | ○ | 2〜30泊、年3回まで |
| 真庭市 | ○ | ○ | お試し住宅3棟(北房・中和・二川)・1か月〜・月2万円〜 |
| 美作市 | ○ | ○ | 古民家2棟。1号棟は原則2か月・月2万円/2号棟は2か月単位で更新でき最長1年・月3万円 |
| 浅口市 | ○ | ✕ | 倉敷ライフ・キャンパス利用可 |
調べてみて分かったこと
- 15市中13市が移住支援金の対象。 笠岡市・赤磐市が実施一覧から外れ、逆に「不参加」と思っていた井原市は令和4年度から実施側だった(2026年7月30日の再調査で訂正。井原市の独自制度〔中古住宅購入+リノベーション最大200万円等〕は国の制度と併存)
- 空き家バンクは全15市(100%)で運営。 笠岡市は県内トップクラスの活用実績
- お試し移住は15市中12市(80%)で実施。 瀬戸内市の最長3か月が突出
- 子ども加算に大きな差。 岡山市・備前市は30万円/人、倉敷市は2人目以降30万円、玉野市は世帯あたり100万円、美作市は加算そのものがなし(市の交付要綱に規定なし)、井原市・浅口市は未確認と、市によって金額も構造も異なる(100万円/人は津山・総社・高梁・新見・瀬戸内・真庭など)
- 美作市の「みまさか移住定住住宅補助金」は令和7年4月に増額され、若者加算も新設された。 新築なら建築(購入)費用の10%・上限130万円、中古住宅の購入は購入費用の10%・上限50万円が基本で、これに市内事業者加算(支払額の50%・上限10万円)、児童生徒加算(義務教育修了前の子ひとりにつき10万円)、若者加算(本人と配偶者が満40歳未満で10万円)が共通で付きます。国の移住支援金に加算がない代わりに、住宅側で子どもの人数を見る設計になっていました(※ 児童生徒加算は当サイトの美作市のページで当初「5万円/人」と記載していましたが、市ページの全メニューで「子ひとりにつき10万円」と書かれており、当初からの誤りでした。2026年8月7日に訂正。この比較記事にはもともと住宅補助の記載自体がなかったので、あわせて追記しました)
- 政令指定都市の岡山市も移住支援金対象。 大都市に住みながら移住支援金を受けられる珍しいケース
- 備前市の子育て支援が手厚い。 0〜18歳の医療費(保険診療分)が原則無料+満0〜5歳の保育料無償化(さらに令和5年度から給食材料費・保育材料費・教材費も免除)。ただし市の公式表記は「完全無料」ではなく「原則、無料」で、保険外(入院時の食事代・差額ベッド代・予防接種等)と県外受診は対象外。社会保険本人・婚姻している方・生活保護受給者も対象から外れます
- こども医療費は「対象年齢」と「自己負担」を分けて見ないと比較できない。 2026年8月8日に出典を担当課ページへ差し替えて確認したところ、玉野市は18歳年度末まで自己負担なし(令和5年10月に中学卒業までから拡大)でしたが、岡山市は中学生・高校生等の外来が1割負担(ひと月あたりの上限44,400円。入院は18歳まで無料)でした。同じ「18歳まで対象」でも中身が違います。残り12市は未確認です
- 倉敷ライフ・キャンパスは広域連携型。 高梁川流域圏域の複数市の移住検討者が利用可能
- 浅口市のフラット35金利優遇がユニーク。 空き家バンク物件に0.25%引き下げ×10年間
- 井原市の空き農地バンクは県内唯一。 農業移住に農地と住宅をセットで提供
注意点
- 子ども加算の金額は確認できた市の情報です。最新の金額は各市に確認してください。美作市の「加算なし」は市の交付要綱に規定がないことを根拠にしたもので、市が「加算はありません」と明記しているわけではありません
- お試し住宅の利用期間は同じ市の中でも棟によって違います(美作市は1号棟が原則2か月、2号棟は更新して最長1年)。なお美作市の1号棟は空き家情報バンクの登録物件でもあるため、購入希望者が現れた場合は利用できないことがあるとされています
- 笠岡市・赤磐市は国の移住支援金の実施市町村に含まれておらず対象外です(令和8年度)。岡山市はテレワーク類型の場合、基本額が半額(世帯50万円・単身30万円)になります
- お試し住宅は時期により満室の場合があります
- 岡山市の移住サポート補助金(家賃サポート)は条件が設定されています
こんな方に合いそう
| タイプ | おすすめの市 | 理由 |
|---|---|---|
| 都市機能重視 | 岡山市 | 政令指定都市で移住支援金対象。大阪50分 |
| 歴史・文化の町 | 倉敷市 | 美観地区の暮らし+広域お試し住宅 |
| 子育て重視 | 備前市 | 0〜18歳の医療費(保険診療分)が原則無料+満0〜5歳の保育料無償化 |
| 長期お試し | 瀬戸内市 | 最長3か月のお試し住宅(日本のエーゲ海) |
| 農業移住 | 井原市 | 空き農地バンクで農地付き空き家。移住支援金も対象 |
| 岡山通勤圏 | 総社市・赤磐市 | 岡山市15〜30分(支援金+加算100万円は総社市。赤磐市は対象外) |
| 北部の自然 | 真庭市 | 蒜山高原+SDGs未来都市+バイオマス |