📅 調査期間: 2026年3月28日(移住支援金の欄を2026年8月5日に更新) ※ 個人調査です。最新情報は各自治体の公式ページでご確認ください。
調べたこと・調べ方
愛媛県全11市の移住支援制度を比較しました。愛媛県は東予・中予・南予の3地域に分かれ、工業都市から城下町、港町、ジオパークの町まで多彩な顔を持つ県です。特に西条市が「住みたい田舎ベストランキング」で全国1位を複数回獲得しており、愛媛県全体の移住注目度が高まっています。
情報源はすべて各市の公式サイトと愛媛県公式サイトです。
比較表1: 移住支援金(東京圏型)
| 市 | 移住支援金 | 子ども加算 |
|---|---|---|
| 松山市 | ✕(独自制度あり) | — |
| 今治市 | ○ | 100万円/人 |
| 宇和島市 | ○ | 100万円/人 |
| 八幡浜市 | ✕ | — |
| 新居浜市 | ○ | 100万円/人 |
| 西条市 | ○ | 100万円/人 |
| 大洲市 | ○ | 100万円/人 |
| 伊予市 | ✕ | — |
| 四国中央市 | ○ | 100万円/人 |
| 西予市 | ✕(令和8年度から実施市の一覧になし) | — |
| 東温市 | ✕ | — |
※ 訂正: 当初調査(2026年3月)では西予市を「○・子ども加算100万円/人」、対象を「11市中7市」と記載していました。調査日時点の令和7年度は確かに対象でしたが、令和8年度(2026年度)の県の資料では実施市が6市になり、西予市が載らなくなりました。 2026年8月5日に訂正しています。県の「令和8年度愛媛県移住支援事業の詳細について」(令和8年4月1日)は実施主体を「今治市、宇和島市、新居浜市、西条市、大洲市及び四国中央市(以下「県内6市」という。)」と定義していて、資料全体に「西予」の語が出てきません(令和7年度版は「…及び西予市(以下「県内7市」という。)」)。終了を告知するページは市・県のどちらにも見つけられなかったため、「令和8年度の実施市の一覧に掲載がない」ことを根拠にしています。
比較表2: 独自住宅支援
| 市 | 独自の住宅支援 | 特徴 |
|---|---|---|
| 松山市 | 移住者住宅改修支援(子育て世帯上限400万円)、家族いらっしゃい事業(引越費上限10万円) | 住宅ローン優遇と連携 |
| 今治市 | 住宅取得補助(上限50万円)、空き家リフォーム補助 | 住宅取得・リフォーム両方カバー |
| 宇和島市 | 移住者住宅改修支援、移住・定住支援金(独自) | UIターン者に独自支援金 |
| 八幡浜市 | 若年移住世帯向け家賃補助(最大24か月)、空き家リフォーム補助 | 家賃補助が特徴的 |
| 新居浜市 | 移住定住応援事業補助金、移住支援住宅(2年間利用可) | 2年間の移住支援住宅が手厚い |
| 西条市 | 移住者住宅改修支援、無料移住体験ツアー | LOVE SAIJOの手厚いサポート |
| 大洲市 | 移住・定住促進補助金(住宅取得・家賃補助等複数メニュー) | 県外・県内・市内の3区分で補助 |
| 伊予市 | 移住者住宅改修支援(子育て世帯上限200万円)、NPO空き家バンク | NPO運営の空き家バンクが好調 |
| 四国中央市 | リフォーム補助(子育て世帯上限400万円) | 子育て世帯への手厚い改修支援 |
| 西予市 | 住宅改修支援(子の人数に応じて最大400万円) | 子ども数に比例する段階的補助 |
| 東温市 | 空き家等活用定住支援(子育て世帯上限400万円) | 月28,000円の長期お試し移住住宅あり |
比較表3: 空き家バンク・お試し移住
| 市 | 空き家バンク | お試し移住 |
|---|---|---|
| 松山市 | ○ | ○ |
| 今治市 | ○ | ○ |
| 宇和島市 | ○ | ○ |
| 八幡浜市 | ○ | ✕ |
| 新居浜市 | ○ | ○ |
| 西条市 | ○ | ○ |
| 大洲市 | ○ | ○ |
| 伊予市 | ○ | ○ |
| 四国中央市 | ○ | ○ |
| 西予市 | ○ | ✕ |
| 東温市 | ○ | ○ |
調べてみて分かったこと
- 移住支援金は11市中6市(55%)が対象。 松山市・八幡浜市・伊予市・東温市・西予市の5市は県の移住支援金事業を実施していないが、いずれも独自の移住支援制度を用意している。このうち西予市は令和7年度までは対象で、令和8年度の実施市の一覧に載らなくなった市
- 空き家バンクは全11市(100%)で運営。 愛媛県全体で空き家対策が進んでいる
- お試し移住は11市中9市(82%)で実施。 八幡浜市と西予市のみ確認できず。お試し移住の充実度は四国の中でも高い
- 西条市の移住施策が突出。 「住みたい田舎ベストランキング」全国1位を複数回獲得。移住推進課の設置、土日祝日も対応の相談窓口、無料移住体験ツアー、LOVE SAIJOポータルと、総合力が非常に高い
- 四国中央市の紙おむつ無償支給がユニーク。 日本一の紙のまちならではの施策で、基幹産業と子育て支援を結びつけた好例
- 新居浜市の移住支援住宅(2年間)が手厚い。 お試し移住(3〜7日)とは別に、2年間利用できる移住支援住宅がある。段階的に本格移住へ移行できる仕組み
- 住宅改修支援の子育て世帯向け上限は400万円が最高額。 松山市・四国中央市・東温市が400万円、西予市は子ども3人以上で400万円
- 松山市は独自路線で移住支援が充実。 県の移住支援金事業に参加していないが、家族いらっしゃい事業・移住者定着支援事業・お試し滞在補助金と独自メニューが豊富
- 伊予市・東温市は松山のベッドタウンとして穴場。 松山市街地まで20分圏内でありながら、独自の移住支援制度がある
注意点
- 松山市・八幡浜市・伊予市・東温市・西予市は東京圏からの移住支援金を実施していませんが、独自の住宅支援や引越費補助があります
- 移住支援金の実施市は年度ごとに変わります。この表は令和8年度(2026年度)の県資料に基づくもので、令和7年度までは西予市を含む7市が対象でした
- 移住支援金は予算の都合で交付不可となる場合があります。必ず事前に各市の窓口にお問い合わせください
- 空き家バンクの物件数は時期により変動します
- お試し移住の利用条件(居住地・期間・費用等)は市により大きく異なります
こんな方に合いそう
※ 推奨ではなく、調査結果の整理です
- 都市機能と温暖な気候を求める → 松山市(四国最大の都市、道後温泉、空港から東京1時間20分)
- しまなみ海道の島暮らしに興味がある → 今治市(住みたい田舎全部門1位の実績、タオル産業の雇用)
- 歴史ある城下町で暮らしたい → 宇和島市(伊達十万石の文化、豊かな食文化)
- 港町でコンパクトに暮らしたい → 八幡浜市(みかんと魚のまち、九州へのフェリー航路)
- 安定した工業都市で働きたい → 新居浜市(住友グループの企業城下町、2年間の移住支援住宅)
- 移住支援が充実した田舎で暮らしたい → 西条市(住みたい田舎全国1位、名水の街、無料移住体験ツアー)
- 歴史的な町並みで暮らしたい → 大洲市(伊予の小京都、松山から特急30分)
- 松山近郊で海と里山の暮らし → 伊予市(JR下灘駅の絶景、松山まで20分、お試し住宅500円/泊)
- 四国の交通の要衝に住みたい → 四国中央市(高速道路JCT、紙おむつ無償支給、お試し移住無料)
- 海・里・山すべてを楽しみたい → 西予市(四国西予ジオパーク、子育て世帯に段階的補助)
- 松山のベッドタウンで子育て → 東温市(松山まで電車20分、医大附属病院、長期お試し移住)
データの出典
- 愛媛県移住支援事業の実施について(愛媛県)
- 令和8年度愛媛県移住支援事業の詳細について(PDF・愛媛県)
- 令和7年度愛媛県移住支援事業の詳細について(PDF・愛媛県)
- えひめ移住ネット
- 愛媛県移住者住宅改修支援事業について(愛媛県)
- 各市公式サイト(個別の出典は各市の記事に記載)
調査カード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 🔍 調査ソース | 愛媛県公式サイト(令和8年度・令和7年度の移住支援事業の詳細PDFを含む) + 全11市公式サイト |
| 📅 情報の鮮度 | 2026年3月28日調査 → 2026年8月5日に移住支援金の欄を更新 |
| 🔧 今回の修正 | 比較表1の西予市を ○ → ✕ に訂正(令和8年度から実施市の一覧になし)。「11市中7市が対象」→「11市中6市(55%)が対象」に。対象外の市を4市→5市に |
| ⚠️ 調べきれなかったこと | 町(9町)の制度。各市の子育て支援の詳細比較(保育料・給食費等)。島しょ部の個別移住支援。西予市が令和8年度から実施しなくなった経緯(終了の告知ページを見つけられず) |