📅 調査期間: 2026年3月28日 ※ 個人調査です。最新情報は各自治体の公式ページでご確認ください。
調べたこと・調べ方
徳島県全8市の移住支援制度を比較しました。徳島県の大きな特徴は、東京圏だけでなく大阪圏(大阪府・京都府・兵庫県)からの移住にも独自の支援金制度がある点です。関西圏から四国への移住を検討している方にとって、他県にはないメリットがあります。
情報源はすべて各市の公式サイトと徳島県公式サイトです。
比較表1: 移住支援金(東京圏型)
全8市が移住支援金の対象です。基本額は世帯(2人以上)100万円 / 単身60万円で共通です。
子ども加算について、県公式は「18歳未満の世帯員を帯同する場合は、一人につき最大100万円が加算されます。移住先市町村により異なりますので、各市町村へご確認ください」と書いています。上限が100万円で、実際の額は市町村ごとに設定される構造です。そこで、市の一次情報で額を確認できたかどうかを分けて整理しました。
| 市 | 移住支援金 | 子ども加算 | 市の一次情報での確認 | エリア |
|---|---|---|---|---|
| 徳島市 | ○ | 100万円/人 | 確認できた | 県東部 |
| 鳴門市 | ○ | 100万円/人 | 確認できた | 県東部 |
| 小松島市 | ○ | 100万円/人 | 確認できた | 県東部 |
| 阿南市 | ○ | 100万円/人 | 確認できた | 県南部 |
| 吉野川市 | ○ | 100万円/人 | 確認できた | 県中部 |
| 阿波市 | ○ | ※要確認 | 市の公表を確認できず | 県中部 |
| 美馬市 | ○ | 100万円/人 | 確認できた(募集要項PDF) | 県西部 |
| 三好市 | ○ | ※要確認 | 市の公表を確認できず | 県西部 |
※ 阿波市は市サイトにこの制度の専用ページがなく、県移住ポータルの阿波市欄も制度名のみの記載。三好市も市サイト・支援制度ガイド・県移住ポータルの三好市欄のいずれにも額の記載がありませんでした。この2市については市の担当課に直接確認する必要があります。
※ 当初調査(2026年3月28日)では8市すべてを「100万円/人」と断定していましたが、県公式が「最大」「市町村により異なる」と明記している以上、裏の取れない2市を断定すべきではありませんでした。2026年8月5日に「要確認」に改めました。
大阪圏型(徳島県独自)も全8市で利用可能: 世帯50万円 / 単身30万円 / 子ども加算 最大50万円/人(こちらも市町村により異なる)
比較表1-2: 学生向けの支援金(見落としていた枠)
「徳島わくわく移住支援事業」も「同プラス」も、移住支援金だけの制度ではありません。それぞれに学生向けの枠が併載されています。当初調査ではこの2本をどちらも取りこぼしていたので、2026年8月5日に追記しました。
| 制度 | 移住元 | 金額 | 対象市(当サイトの8市中) |
|---|---|---|---|
| 就職応援金(プラス/大阪圏) | 大阪圏 | 30万円/人 | 全8市が対象市町村に含まれる |
| 地方就職学生支援事業(東京圏) | 東京圏 | 交通費 上限42,800円+移転費 上限108,000円 | 徳島市のみ |
- 就職応援金は、本部が大阪圏にある大学・大学院の同圏内キャンパスを原則4年以上在学して卒業・修了し、県内企業に就職して転入する方が対象です。市の公式ページで額を確認できたのは徳島市・鳴門市・小松島市・阿南市・美馬市の5市。阿南市には「移住支援金及び就職応援金を併用して申請することはできません」と明記されています
- 地方就職学生支援事業は、令和8年度の対象となる移住先が県内4市町(徳島市・石井町・海陽町・松茂町)に限られます。移住支援金が県内全市町村なのに対して対象範囲が狭く、居住意思の要件も5年ではなく1年です
比較表2: 独自住宅支援
| 市 | 独自の住宅支援 | 最大補助額 |
|---|---|---|
| 徳島市 | — | — |
| 鳴門市 | なると定住促進住宅取得補助金(39歳以下) | 最大100万円 |
| 鳴門市 | 空き家リフォーム補助 | 40万円 |
| 小松島市 | 空き家バンク | — |
| 阿南市 | 空き家バンク | — |
| 吉野川市 | 空き家リノベーション支援事業 | 320万円 |
| 阿波市 | 住宅購入支援事業(40歳以下) | 最大105万円 |
| 阿波市 | 定住促進リフォーム補助金(転入促進) | 12〜40万円(+併用住宅は最高40万円) |
| 美馬市 | 住宅取得支援補助金(40歳未満) | 最大100万円 |
| 三好市 | 空き家改修補助金(三好市移住者支援事業補助金) | 最大200万円 |
※ 訂正: 当初調査(2026年3月28日)では鳴門市の住宅支援を「空き家リフォーム補助 40万円」のみとしていましたが、なると定住促進住宅取得補助金(最大100万円)が抜けていました。また阿波市の住宅購入支援事業を「最大40万円」としていましたが、加算5項目のうち2項目しか拾っておらず、定住促進宅地50万円加算も欠落していました(正しくは最大105万円)。いずれも2026年8月5日に訂正しました。
比較表3: 空き家バンク・お試し移住
| 市 | 空き家バンク | お試し移住 |
|---|---|---|
| 徳島市 | ○ | ○(移住体験ツアー) |
| 鳴門市 | ○ | ○(お試し滞在助成 1泊3,000円) |
| 小松島市 | ○ | ○(農業・漁業体験) |
| 阿南市 | ○ | ○(お試し滞在費補助 1泊4,000円) |
| 吉野川市 | ○ | ✕ |
| 阿波市 | ○ | ○(お試し移住物件) |
| 美馬市 | ○ | ○(おためし住宅 最長30日 1日640円 ※令和8年4月より受付停止中) |
| 三好市 | ○ | ○(お試し暮らし住宅 マチの棟1棟2住戸 月額31,000円/26,000円) |
※ 訂正: 美馬市のおためし住宅の利用料を「1日630円」としていましたが、正しくは**1日640円(税込)**でした。また三好市のお試し暮らし住宅を「4棟」としていましたが、これは市公式ページの掲載ブロック数を棟数と読み違えたもので、調査時点の市公式は「3棟」と記載し、うち2棟には休止中の表示が付いていました。現在(2026年4月21日更新時点)の掲載はマチの棟の1階・2階の2住戸のみです。いずれも2026年8月5日に訂正しました。
調べてみて分かったこと
- 全8市が移住支援金の対象。 徳島県は東京圏ではないため、全市が国の移住支援金制度の対象になっている
- 大阪圏からの移住支援金は徳島県独自の制度。 東京圏(100万円/60万円)に加えて、大阪圏(50万円/30万円)からの移住にも支援金を出しているのが最大の特徴。関西からの移住を検討する人にとって他県にないメリット
- どちらの制度も「学生向けの枠」がセットになっている。 大阪圏型には就職応援金(30万円/人)、東京圏型には地方就職学生支援事業(交通費+移転費)が併載されている。とくに後者は対象が県内4市町に絞られており、当サイトの8市では徳島市だけが対象。新卒での移住を考える人には、市の選択に直接効いてくる差
- 子ども加算は「上限100万円」であって一律ではない。 県公式が「移住先市町村により異なりますので、各市町村へご確認ください」と書いているとおり、実際の額は市町村ごとの設定。8市のうち6市は100万円/人(大阪圏型は50万円/人)を市の一次情報で確認できたが、阿波市と三好市は市が額を公表しておらず確認できなかった
- 空き家バンクは全8市で運営(100%)。 県全体で空き家の有効活用に取り組んでおり、普及率は100%
- お試し移住は8市中7市(87.5%)で実施。 吉野川市以外はすべて何らかのお試し移住プログラムがある。ただし美馬市は令和8年4月から施設移転準備のため受付を一時停止しており、三好市も3棟のうち2棟が休止中。制度としての有無と、今すぐ使えるかどうかは別問題
- 住宅支援は西部ほど手厚い傾向。 吉野川市の空き家リノベーション支援(上限320万円)、三好市の空き家改修補助(上限200万円)と、人口減少が進む中西部ほど1件あたりの補助額が大きい。ただし住宅取得への補助は東部の鳴門市(上限100万円)と中部の阿波市(上限105万円)にもあり、「西部だけ手厚い」とは言い切れない
- 三好市の移住奨励金は空き家バンクとセット。 子育て世帯が空き家バンクの物件に入居した場合に、徳島県を除く地域からの移住で1世帯30万円(2人以上の子で1人5万円加算)。移住支援金の要件に当てはまらない移住元からでも受けられるが、空き家バンクを使うことが前提になっている
- お試し移住の費用感は市によって単位が違う。 美馬市は最長30日・1日640円(1か月で2万円弱)、三好市は月額31,000円/26,000円。宿泊費補助型の鳴門市(1泊3,000円・最大10泊)・阿南市(1泊4,000円)とは想定している滞在の長さがそもそも違う
注意点
- 大阪圏型の移住支援金は、大阪府・京都府・兵庫県からの移住が対象です。滋賀県・奈良県・和歌山県は対象外です
- 子ども加算の額は市町村ごとに設定されます。この記事の表は市の一次情報で確認できたものだけを金額で示し、確認できなかった2市は「要確認」としています
- 住宅取得支援補助金には年齢制限(39歳以下 / 40歳以下 / 40歳未満)がある市があります。基準日も「契約締結日時点」など市によって違います
- 表の「最大補助額」は、加算をすべて満たした場合の理論上の上限です。実際にいくら受け取れるかは条件次第で大きく変わります
- お試し移住の内容は市によって大きく異なります(宿泊費補助型 / 体験住宅型 / ツアー型)。受付停止中・休止中の施設もあるため、利用前に各市への確認が必要です
- 三好市の移住奨励金は、国制度の東京圏型・県制度の大阪圏型とは別の市の制度です。空き家バンクの利用が前提で、対象は子育て世帯に限られます
- 阿波市の定住促進リフォーム補助金は、令和8年度は両区分とも受付が終了しています。予算枠のある制度は年度の早い時期に動く必要があります
こんな方に合いそう
※ 推奨ではなく、調査結果の整理です
- 関西圏からの移住 → 徳島県全体(大阪圏型移住支援金あり)。特に鳴門市は神戸まで車1.5時間のアクセス
- 大阪圏の大学を出て就職と同時に移住 → 全8市で就職応援金(30万円/人)の対象。ただし移住支援金との併用はできません
- 東京圏の大学を出て就職と同時に移住 → 地方就職学生支援事業の対象は徳島市のみ(他は石井町・海陽町・松茂町)
- 空き家をリノベして暮らしたい → 吉野川市(上限320万円)、三好市(上限200万円)、美馬市(上限100万円+リフォーム40万円)
- 住宅を建てる・買うつもりで移住したい → 阿波市(上限105万円)、鳴門市(上限100万円)、美馬市(上限100万円)
- まずはお試しで体験したい → 美馬市(最長30日・1日640円 ※現在受付停止中)、三好市(マチの棟 月額31,000円/26,000円)
- 秘境的な自然の中で暮らしたい → 三好市(祖谷渓・大歩危)
- 県庁所在地の都市機能が必要 → 徳島市(人口25万人、高速バスで関西直通)
- 海のそばで暮らしたい → 鳴門市(瀬戸内海)、小松島市(紀伊水道・漁業体験)、阿南市(太平洋)
- 歴史的な町並みで暮らしたい → 美馬市(うだつの町並み)
- 子育て環境を重視 → 阿波市(「子育てするなら阿波市」)、三好市(家庭保育支援給付金月3万円+育児用品月5,000円)、鳴門市(住宅取得補助に15歳以下の子1人10万円加算)
データの出典
- 住んでみんで徳島で!(徳島県移住交流ポータルサイト)
- 徳島わくわく移住支援事業について(徳島県)
- 徳島わくわく移住支援事業プラスについて(徳島県)
- なると定住促進住宅取得補助金(鳴門市)
- 阿波市で暮らそう!!住宅購入支援事業について(阿波市)
- 「阿波市定住促進リフォーム補助金」について(阿波市)
- 美馬市移住おためし住宅(美馬市)
- 美馬市わくわく移住支援事業について【東京圏版・大阪圏版】(美馬市)
- 三好市移住者支援事業補助金制度のお知らせ(三好市)
- 三好市 お試し暮らし住宅(三好市)
- 【最大50万円】大阪圏からの移住で支援金を交付します!(小松島市)
- 阿南市 わくわく移住支援事業プラス補助金(大阪圏)
- 各市公式サイト(個別の出典は各市の記事に記載)
調査カード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 🔍 調査ソース | 徳島県公式サイト + 全8市公式サイト + 各市の交付要綱・募集要項 |
| 📅 情報の鮮度 | 2026年3月28日調査 / 2026年8月5日修正 |
| 🔧 今回の修正 | ①三好市の「独自移住支援金(四国内5万/四国外30万/その他10万)」は令和6年度までの旧制度だったため撤回し、現行の移住奨励金(子育て世帯・徳島県を除く地域から30万円・空き家バンク利用が前提)に差し替え。「全方位型」「県内で最も手厚い」という評価も取り下げ ②阿波市の住宅購入支援を最大40万円→最大105万円に訂正 ③鳴門市になると定住促進住宅取得補助金(最大100万円)を追加 ④三好市のお試し暮らし住宅を4棟→マチの棟1棟2住戸に訂正し利用料を追記 ⑤美馬市のおためし住宅を1日630円→640円に訂正 ⑥「就職応援金」「地方就職学生支援事業」の表を新設 ⑦子ども加算を8市一律「100万円/人」と断定していたのを、確認できた6市と要確認2市に分けた ⑧阿波市の定住促進リフォーム補助金を追加 |
| ⚠️ 調べきれなかったこと | 町村(15町1村)の制度。各市の子育て支援の詳細比較(保育料・給食費等)。阿波市・三好市における移住支援金の子ども加算の設定額(両市とも市の公表を確認できず)。三好市の丘の棟・ヤマの棟の休止が恒久的なものかどうか |