📅 調査期間: 2026年3月21日(逗子市の小児医療費助成の記述は2026年8月7日、相模原市・平塚市の記述は2026年8月8日に訂正) ※ 個人調査です。最新情報は各自治体の公式ページでご確認ください。
調べたこと・調べ方
神奈川県内の全19市について、移住支援金・住宅取得支援・空き家バンク・子育て支援を調査し、比較表にまとめました。各市の公式サイトが情報源です。
重要: 神奈川県は「東京圏」に含まれます。 国の移住支援金制度は「東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)から地方への移住」を対象としているため、神奈川県内のほとんどの市は移住支援金の受入先にはなりません。唯一の例外は、条件不利地域に指定されている三浦市です。
そのため、神奈川県の移住支援は各市独自の住宅取得補助・子育て支援が中心になります。横浜市・川崎市・相模原市の3政令指定都市、湘南エリア(藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市)、三浦半島エリア(横須賀市・逗子市・三浦市)、県西エリア(小田原市・南足柄市)、内陸エリア(厚木市・秦野市・大和市・海老名市等)で支援の傾向が異なります。
移住支援金(国制度)対象状況
| 市 | 移住支援金対象 | 備考 |
|---|---|---|
| 横浜市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 川崎市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 相模原市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 横須賀市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 平塚市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 鎌倉市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 藤沢市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 小田原市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 茅ヶ崎市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 逗子市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 三浦市 | ✅ 対象 | 条件不利地域(半島振興法対象・人口減少率高) |
| 秦野市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 厚木市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 大和市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 伊勢原市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 海老名市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 座間市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 南足柄市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
| 綾瀬市 | ❌ 対象外 | 東京圏のため |
※ 三浦市のみ、東京23区在住・通勤者からの移住で世帯100万円・単身60万円・子ども1人100万円加算
住宅取得支援比較
神奈川県では国の移住支援金が使えない分、各市独自の住宅取得補助が重要になります。
| 市 | 制度 | 最大補助額 |
|---|---|---|
| 横浜市 | 省エネ住宅住替え補助制度 | 最大150万円(基礎70万円+転入30万円+再エネ50万円) |
| 横浜市 | 脱炭素リノベ住宅推進補助 | 子育て世代最大150万円 |
| 川崎市 | ― | 独自の住宅取得支援は未確認 |
| 相模原市 | 子育て世帯等中古住宅購入・改修費補助 | 市外転入最大100万円(基本50万円+加算) |
| 横須賀市 | 子育てファミリー等応援住宅バンク補助金 | 最大50万円 |
| 横須賀市 | 結婚新生活支援事業 | 29歳以下最大60万円 / 39歳以下最大30万円 |
| 平塚市 | ― | 独自の住宅取得支援は未確認 |
| 鎌倉市 | ― | 独自の住宅取得支援は未確認 |
| 藤沢市 | ― | 独自の住宅取得支援は未確認 |
| 小田原市 | 空き家バンク+金利0%ローン | 金利優遇(さがみ信用金庫連携) |
| 茅ヶ崎市 | ― | 独自の住宅取得支援は未確認 |
| 逗子市 | ― | 独自の住宅取得支援は未確認 |
| 三浦市 | 移住支援金(国制度) | 世帯100万円+子ども加算 |
| 秦野市 | はだのOMOTANライフ応援事業 | 上限60万円(転入加算・子育て加算・空家バンク加算あり) |
| 厚木市 | 親元近居・同居住宅取得等支援事業補助金 | 住宅取得は基本額 近居40万円・同居60万円、住宅改修は補助対象経費の1/10(上限20万円)。加算は4項目に各10万円 |
| 大和市 | ― | 独自の住宅取得支援は未確認 |
| 伊勢原市 | 移住・定住支援ローン | 金利優遇(さがみ信用金庫連携) |
| 海老名市 | 住宅取得支援事業補助金 | 最大50万円(市外転入10万円加算・流通促進区域10万円加算) |
| 座間市 | ― | 独自の住宅取得支援は未確認 |
| 南足柄市 | 空き家取得費助成金 | 子育て世帯が空き家バンク経由で取得 |
| 南足柄市 | 結婚新生活移住支援補助金 | 婚姻を機に移住する方向け |
| 綾瀬市 | ― | 独自の住宅取得支援は未確認 |
空き家バンク比較
| 市 | 空き家バンク | 特記事項 |
|---|---|---|
| 横浜市 | なし | ― |
| 川崎市 | なし | ― |
| 相模原市 | 未確認 | ― |
| 横須賀市 | あり | 子育てファミリー等応援住宅バンク補助金と連携(最大50万円) |
| 平塚市 | 未確認 | ― |
| 鎌倉市 | 未確認 | ― |
| 藤沢市 | 未確認 | ― |
| 小田原市 | あり | さがみ信用金庫との協定で金利0%ローンあり |
| 茅ヶ崎市 | 未確認 | ― |
| 逗子市 | あり | リフォーム補助あり |
| 三浦市 | あり | トライアルステイとも連携 |
| 秦野市 | あり | リフォーム補助最大50万円。住宅取得補助に空家バンク加算あり |
| 厚木市 | 未確認 | ― |
| 大和市 | 未確認 | ― |
| 伊勢原市 | 未確認 | ― |
| 海老名市 | 未確認 | ― |
| 座間市 | 未確認 | ― |
| 南足柄市 | あり | さがみ信用金庫との協定で金利0%ローンあり。子育て世帯に取得費助成金 |
| 綾瀬市 | 未確認 | ― |
子育て支援比較
| 市 | こども医療費助成 | 特記事項 |
|---|---|---|
| 横浜市 | 中学3年生まで(18歳まで拡大検討中) | 所得制限なし |
| 川崎市 | 中学3年生まで(2026年9月より高校生まで拡大予定) | 所得制限なし。一部負担金廃止予定 |
| 相模原市 | 18歳年度末まで | 所得制限は中学生までなし・高校生世代はあり(扶養0人で622.0万円)。中学1年生以上で養育者が市民税課税の場合は通院1回500円の自己負担あり。令和9年4月受診分から所得制限・一部負担金とも撤廃予定 |
| 横須賀市 | 18歳年度末まで | ― |
| 平塚市 | 18歳年度末まで | 所得制限なし・自己負担なし。産後パパ育休取得応援交付金(令和8年4月1日以降の妊娠届出は5万円、6か月以上の継続取得なら15万円。令和8年3月31日までの妊娠届出は10万円) |
| 鎌倉市 | 小児医療費助成あり | 対象年齢詳細は公式ページ参照 |
| 藤沢市 | 18歳年度末まで | 所得制限なし(中学生にあった所得制限は2023年4月1日診療分から撤廃)。自己負担なし |
| 小田原市 | 小児医療費助成あり | 対象年齢詳細は公式ページ参照 |
| 茅ヶ崎市 | 高校生世代まで | 所得制限なし・自己負担なし(県外受診は償還払い)。2024年7月診療分より拡大 |
| 逗子市 | 18歳年度末まで | 所得制限なし。令和5年4月診療分から対象年齢を拡大し、同時に所得制限を撤廃 |
| 三浦市 | 小児医療費助成あり | 対象年齢詳細は公式ページ参照 |
| 秦野市 | 高校生年齢まで | 2024年10月より拡大 |
| 厚木市 | 18歳年度末まで | 所得制限なし・自己負担なし。市立小中学校の給食費無償化(2024年4月〜) |
| 大和市 | 高校卒業相当まで | 所得制限なし。「子育て王国」。24時間子ども健康相談 |
| 伊勢原市 | こども医療費助成あり | 2024年10月から制度変更 |
| 海老名市 | 小児医療費助成あり | えびなこどもセンター |
| 座間市 | 小児医療費助成あり | ― |
| 南足柄市 | 小児医療費助成あり | ― |
| 綾瀬市 | こども医療費助成あり | ― |
※ 逗子市の欄には当初「県内でいち早く実施」と書いていましたが、2026年8月7日に削除しました。 市のページには令和5年4月診療分から18歳の年度末まで拡大し所得制限も撤廃したことが書かれているだけで、県内での実施順序に触れた記述はなく、根拠を示せなかったためです。同時期に拡大した市が県内に複数あります ※ 2026年8月8日追記: 「18歳年度末まで」でも中身は揃っていませんでした。 出典を点検する過程で相模原市・平塚市・藤沢市・茅ヶ崎市・厚木市の5市を担当課のページで読み直したところ、相模原市だけは中学1年生以上で養育者が市民税課税だと通院1回500円の自己負担があり、高校生世代には養育者の所得制限(扶養0人で622.0万円)もありました(市は令和9年4月受診分から両方とも撤廃予定)。他の4市は所得制限も自己負担もありません。当初この表は相模原市の欄にも「所得制限なし」と書いていましたが、これは誤りでした ※ 上記5市以外の欄は対象年齢が中心で、自己負担(一部負担金)の有無までは調べきれていません。「18歳年度末まで」と「無料」は別の話なので、実際の負担額は各市の公式ページでご確認ください
東京駅へのアクセス比較
| 市 | 東京駅までの所要時間 | 交通手段 |
|---|---|---|
| 川崎市 | 約18分 | JR東海道本線 |
| 横浜市 | 約26分 | JR東海道本線 |
| 小田原市 | 約35分 | 東海道新幹線 |
| 大和市 | 約40分(新宿駅) | 小田急江ノ島線 |
| 海老名市 | 約45分(新宿駅) | 小田急線 |
| 藤沢市 | 約50分 | JR東海道本線 |
| 横須賀市 | 約50分(品川駅) | JR横須賀線 |
| 厚木市 | 約50分(新宿駅) | 小田急線 |
| 座間市 | 約50分(新宿駅) | 小田急線 |
| 鎌倉市 | 約55分 | JR横須賀線 |
| 茅ヶ崎市 | 約55分 | JR東海道本線 |
| 逗子市 | 約55分 | JR横須賀線 |
| 平塚市 | 約60分 | JR東海道本線 |
| 南足柄市 | 約60分 | 大雄山線+新幹線 |
| 伊勢原市 | 約60分(新宿駅) | 小田急線 |
| 相模原市 | 約60分(新宿駅) | 小田急線(相模大野駅経由) |
| 秦野市 | 約65分(新宿駅) | 小田急線 |
| 三浦市 | 約70分(品川駅) | 京急線 |
| 綾瀬市 | 約60分(新宿駅) | バス+小田急線(市内に鉄道駅なし) |
調べてみて分かったこと
- 神奈川県は東京圏のため、国の移住支援金は19市中1市(三浦市)しか使えない。これは埼玉県(対象市町村が複数あり)との大きな違い。三浦市だけが「条件不利地域」として対象になっている
- 住宅支援の格差が大きい。横浜市の省エネ住宅補助(最大150万円)と相模原市の中古住宅補助(最大100万円)が突出して手厚い一方、独自の住宅支援が見つからなかった市も多い
- 空き家バンクは県西・三浦半島エリアに集中。横須賀市・小田原市・逗子市・三浦市・秦野市・南足柄市が運営。人口密集地域(横浜市・川崎市・大和市等)では空き家バンクが確認できなかった
- さがみ信用金庫の金利0%ローンが広がっている。小田原市・南足柄市が同金庫と協定を結び、空き家バンク物件購入に当初3年間金利0%の優遇措置。金融機関と自治体の連携モデルとして注目
- 小児医療費助成は18歳まで拡大の波が県内でも進行中。相模原市・横須賀市・平塚市・藤沢市・逗子市・厚木市・大和市など多くの市が18歳まで拡大済み。横浜市・川崎市はまだ中学3年生まで(川崎市は2026年9月拡大予定)。ただしこれは対象年齢の話で、自己負担や所得制限まで揃っているわけではありません(相模原市には中学生以上の一部負担金と高校生世代の所得制限があります)
- 県の補助金の対象は中学生までで、高校生世代の分は市の持ち出し。各市の説明が「所得制限はないが、神奈川県小児医療費助成事業費補助金の審査のために保護者の所得を確認する」という同じ言い回しになっているのはそのためです。高校生世代への拡大をどう設計するかは市に委ねられているので、市ごとの差はここに出ます
- 厚木市は「給食費無償化+18歳医療費無料」のダブル施策で子育て支援が際立つ
- 横須賀市と南足柄市は結婚新生活支援事業を実施。人口減少への危機感から、結婚を機にした移住を促進している
- 三浦市は県内唯一の移住支援金対象+トライアルステイ+空き家バンクの3点セット。「消滅可能性都市」の指摘を受けて、移住促進に最も積極的
- 湘南エリア(藤沢市・茅ヶ崎市・鎌倉市)は独自の移住支援制度が少ない。ブランド力と立地の良さで人が集まるため、制度で呼び込む必要性が低い
- 綾瀬市は市内に鉄道駅がない唯一の市。車依存度が高いが、その分住宅価格が周辺市より抑えめ
- 秦野市は県内の中規模市の中では住宅支援が充実。OMOTANライフ応援事業(上限60万円)+空家バンク+リフォーム補助(最大50万円)のセットが揃っている
注意点
- 神奈川県は東京圏に含まれるため、県外から県内への移住で国の移住支援金を受けられるのは条件不利地域(三浦市、山北町、箱根町、真鶴町、湯河原町、清川村)のみです
- 住宅取得支援の金額は条件によって変動します。最大額が必ず受けられるわけではありません
- 横浜市の省エネ住宅補助は省エネ性能の高い住宅であることが条件です
- 制度には申請期限・予算上限があり、年度途中で終了する場合があります
- 小児医療費助成の対象年齢は自治体によって異なり、拡大予定の情報を含みます
- 川崎市の高校生まで拡大は2026年9月予定の情報です
こんな方に合いそう
| ニーズ | 候補の市 |
|---|---|
| 都市機能の充実した暮らし | 横浜市(人口約377万人)・川崎市(約154万人) |
| 東京への通勤利便性 | 川崎市(18分)・横浜市(26分)・大和市(新宿40分)・海老名市(新宿45分) |
| 新幹線通勤 | 小田原市(東京駅まで35分) |
| 住宅取得支援が手厚い | 横浜市(省エネ住宅最大150万円)・相模原市(中古住宅最大100万円)・秦野市(上限60万円) |
| 空き家バンクを活用したい | 秦野市・小田原市・横須賀市・南足柄市・三浦市・逗子市 |
| 国の移住支援金を受けたい | 三浦市(県内の市で唯一の対象) |
| お試し移住してから決めたい | 三浦市(トライアルステイ) |
| 湘南の海辺の暮らし | 藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市 |
| 子育て支援が充実 | 厚木市(医療費18歳無料+給食費無償化)・大和市(子育て王国・24時間健康相談) |
| 自然豊かな暮らし | 秦野市(丹沢・名水)・南足柄市(金太郎の里)・相模原市緑区(津久井湖・相模湖) |
| 歴史ある街で暮らしたい | 鎌倉市・小田原市 |
| 住宅価格を抑えたい | 綾瀬市・座間市・南足柄市 |
※ 推奨ではなく情報整理です。移住先選びは個人の状況や価値観によって異なります。
データの出典
- 横浜市 住宅に関する支援制度
- 川崎市 小児医療費助成事業
- 相模原市 助成・補助制度(住まい) / 相模原市 こども医療費助成(0歳から高校生世代)
- 横須賀市 子育てファミリー等応援住宅バンク補助金
- 横須賀市 空き家バンク
- 平塚市 定住促進特集サイト / 平塚市 小児医療費の助成 / 平塚市 「産後パパ育休取得応援交付金」について
- 鎌倉市 小児医療費助成制度
- 藤沢市 小児医療費助成制度
- 小田原市 移住情報(オダワラボ)
- 茅ヶ崎市 小児医療費助成制度
- 逗子市 小児医療費助成 / 逗子市 小児医療費助成・所得制限
- 三浦市 移住支援
- 秦野市 移住・定住
- 厚木市 子ども医療費助成 / 厚木市 学校給食費の無償化について / 厚木市 親元近居・同居住宅取得等支援事業補助金
- 大和市 子ども医療費助成
- 伊勢原市 「いせはら」で暮らそう、働こう。
- 海老名市 住宅取得支援事業補助金
- 座間市 子育て支援
- 南足柄市 移住・定住
- 綾瀬市 こども医療費助成
調査カード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 🔍 調査ソース数 | 19市×公式サイト = 約50件 |
| 📅 情報の鮮度 | 2026年3月21日時点(逗子市の小児医療費助成は2026年8月7日に市の担当ページで再確認) |
| 🔧 今回の修正 | 逗子市の「県内でいち早く実施」という一文を削除し、市のページに書かれている事実(令和5年4月診療分から18歳の年度末まで拡大・所得制限撤廃)に置き換え |
| ⚠️ 調べきれなかったこと | 町村(13町1村)の制度は未調査。一部の市で小児医療費助成の対象年齢詳細を確認できなかった。各市の小児医療費助成に一部負担金があるかどうかは全市未調査(対象年齢だけでは負担の実態は分かりません)。住宅取得支援が未確認の市がある |